2008(平成20)年9月15日
米リーマン・ブラザーズ倒産、世界は金融不安に
2008(平成20)年9月15日、米国の大手金融「リーマン・ブラザーズ」が倒産しました。世界的な金融不安が発生し、日本でも株価が暴落し、リーマン・ショックと呼ばれました。
発端は米住宅バブルの崩壊です。安全とされてきた住宅ローンをまとめた証券化商品が、ローンの焦げ付き多発を受けて2007年夏ごろから暴落。この分野に力を入れていたリーマン・ブラザーズは損失に耐えきれず、総額6,000億ドル(64兆円)という世界最大の負債を抱えて倒産しました。
リーマン・ブラザーズの経営悪化は知られていましたが、当時は、米政府による公的資金の注入や他の金融大手による救済合併に期待する、楽観的な見方が主流でした。このため、リーマン・ブラザーズが倒産に追い込まれたことの衝撃は大きく、世界の金融市場はリスク回避に傾き、ドルと株式の売りで反応しました。
日本では、リーマン・ブラザーズ倒産前に1万2,000円台だった日経平均株価は10月28日に6,994円90銭まで暴落しました。
2008年9月15日の日経平均株価終値は
12,214円76銭
※2008年9月15日は日曜日のため前営業日の終値