楽天証券分類平均リターンランキング

 続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。

 楽天証券で取扱いがあり、かつ値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。

注:2018年4月末時点

過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した分類は、

原油関連-為替ヘッジ無し」、

メキシコ債券-為替ヘッジ無し」、

「南アフリカ債券-為替ヘッジ無し」(取扱なし)

中東・アフリカ株式-為替ヘッジ無し

バンクローン(低格付)-為替ヘッジ無し

の5分類でした。

 目立った銘柄としては、

アムンディ・アラブ株式ファンド」が+7.94%

UBS原油先物ファンド」が+7.26%、

メキシコ・ボンド・オープン(毎月決算型)」が+2.51%、

の上昇でした。

 一方、大きく下落した分類は、

インドネシア株式-為替ヘッジ無し

「中国・香港株式-為替ヘッジ有り」(取扱なし)

MLP-為替ヘッジ有り

ロシア・東欧株式-為替ヘッジ無し

MLP-為替ヘッジ無し」、

の5分類でした。

 目立った銘柄としては、

米国エネルギー・ハイインカム・ファンド」が▲15.13%、

イーストスプリング・インドネシア株式オープン」が▲14.42%、

三井住友・ロシア株式オープン」が▲11.75%

の下落でした。

 過去3カ月は、原油価格が高騰する一方で、地政学リスクの台頭で資源国の株式市場の明暗が分かれました。下落した銘柄も足元では原油価格の上昇を背景に回復基調にあります。今後、しばらくは原油価格の動向がマーケットの鍵を握りそうです。