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投資の「失敗スパイラル」。早めの痛恨体験が必須なワケ
白石 定之
資産運用するなら押さえておきたい“投資家心理”
中学3年から証券投資を始めた著者が、29年間証券に関わってきた経験から、「資産運用の成否は“心”で決まる」と言っても過言ではないくらいに重要と見ている “投資家心理”について解説…

投資の「失敗スパイラル」。早めの痛恨体験が必須なワケ

2018/5/8
・失敗から学ぶ。若いうちのマネー成功のヒケツ
・証券投資で失敗に至るパターン
・証券投資で成功していくために
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失敗から学ぶ。若いうちのマネー成功秘話とは?

 このコラムをお読みの方の中には、新社会人になって給料を得るようになり、将来のために証券投資を始めていこうと考えている方もいるでしょう。そして、投資をしていく上では「絶対に失敗したくない」と思っていることでしょう。そのような思いの中、このようなことをお伝えするのは相応しくないかもしれませんが、私の経験上、若いうちは「失敗しないようにどうするか」ではなく、「若いうちに失敗しておいたほうがよい」と心の底から思っています。

 失敗した時にどのような思いになり、どのような感情が沸き起こってくるかは、失敗したことのある者にしかわかりません。実際には「失敗」ではなく「経験」なのですが、投資においても経験の多い人のほうが、より成長できるのです。

 若い方にとってはかなり先の話になりますが、将来のために、今からお伝えしておきましょう。

 マーケットは変動しているので、運用していれば資産が減る状態は必ずやって来ます。退職するまでに投資の経験がないとしたら、退職金の運用で初めて失敗し、青ざめる経験をすることになるのです。年金生活になった時に、今後の生活のための大切な資金を減らし、青ざめてしまうような状況になったら、取り返しがつかないのです。

「若いうちに失敗しておいたほうがよい」というのは、証券投資には失敗に至るパターンがあると見ているからです。少なからずこのパターンを経ていくとすれば、若いうちに経験しておいたほうが良いと考えているのです。

証券投資で失敗に至るパターン

そのパターンとは次のようなものです。

(1)「預金においておくなんてもったいない」「将来のために投資をしたほうがよい」と周りから言われ、自らもそう思い、初めてなので慎重ながらも投資を始める。

(2) 資産が順調に増えていったら「もっと投資すれば、もっと増える」と考え、ワクワクし、順調にいけばいくほど資金を投じていく。

(3)マーケットは上下しているので、どこかでうまくいかない局面が来る。その時に、「うまくいかないのは知識が足りないからだ。勉強しなければ」と思い、経済番組やニュースを見たり、本を読んだりセミナーに行ったりして勉強を始める。

(4)「この先、株・為替はどのように動いていくのだろう?」とマーケット見通しを当てようとし、もしくは、専門家を頼って、ワクワクドキドキしながら、うまくいったりいかなかったりを繰り返す。

(5) 景気は上下しているので、どこかでマーケットが大きく下落する局面が来る。その時に大きな損失を出し、青ざめて、「もう運用なんてしない」と思ってやめるか、縮小させる。もしくは、「トントンになったらやめよう」と思い、塩漬けになる。

このようなパターンを辿り、結果として資産を減らしてしまう、もしくはトントンで運用を終えてしまうのです。

証券投資で成功していくために

 何が問題なのでしょうか? それは、あなた自身の《心》です。一番の問題は、欲や怖れといった《一喜一憂》の心理です。やっかいなのは、自らがどのくらいの一喜一憂をするのか、体感しないと分からないことです。自らが青ざめる経験をしない限り、「他の人はうまくいかないかもしれないけれども、自分は大丈夫だ」と思ってしまうのです。

 資産運用でうまくいっている人は、うまくいかない最大の要因が自らの一喜一憂の心理にあることに気づき、横に置き、その心理を超えていっています。気付き、超えるためには、どうしても青ざめる経験が必要なのです。だからこそ、若いうちのほうが良いのです。退職金の運用で青ざめたら取り返しがつかないのです。

 皆さまには、自らの一喜一憂がいかにうまくいかない方向に向かわせているかにできるだけ早く気づいていただきたいと切に思っています。ぜひ、若いうちに青ざめ、退職金を運用する段階では、強い心、一喜一憂を超えた心の持ち主になっていてください。

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