株式市場が暴落局面になったとき、下落しにくい株はどれ?

  • 暴落前に上場来高値を更新するなど株価が好調な株
  • 医薬品、電力・ガス、生活必需品関連企業で高配当な株
  • 時価総額が大きく、輸出で稼ぐ外需系大企業の株

ヒント

暴落局面でも株価が下がりにくい株は「ディフェンシブ株」と呼ばれます。

解答

2:医薬品、電力・ガス、生活必需品関連企業で高配当な株

ディフェンシブ株の多くは不景気になったり金融危機が起こったりしても国内の需要が減少せず、業績面のダメージが少ない業種です。具体的には医薬品、電力・ガス、鉄道などの陸運、小売業、食料品、水産・農林業など。近年は携帯電話が生活必需品のため、携帯キャリアなど情報・通信業もディフェンシブ株の一角と見なされています。中でも高配当株は株価が下落すると配当利回りが上昇して魅力的になるため、一般的にいって暴落に強い銘柄といえるでしょう。①の暴落前に株価が好調だった銘柄は暴落の際に一斉に利益確定の売りが入りやすく、③の輸出で稼ぐ大企業は外国人投資家が好んで売買しているため、暴落時には換金売りの対象になりやすい面があります。日経平均株価が歴史的な下落幅4,451円を記録した2024年8月5日の業種別騰落率では空運業、陸運業、医薬品、パルプ・紙、小売業、水産・農林業、情報・通信業などの下落率が軽微でした。

≪≪他のクイズを解く