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高いところで買い、安いところで売ってしまうのは、なぜ?
白石 定之
資産運用するなら押さえておきたい“投資家心理”
中学3年から証券投資を始めた著者が、29年間証券に関わってきた経験から、「資産運用の成否は“心”で決まる」と言っても過言ではないくらいに重要と見ている “投資家心理”について解説…

高いところで買い、安いところで売ってしまうのは、なぜ?

2016/9/28
気にしない運用をする、勉強する、金融機関を頼る、という一見それで良さそうな方法でも、私たちは相変わらず一喜一憂してしまうとお伝えしました。では、本当の意味で“一喜一憂”に対処するにはどうしたらよいのでしょうか?
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前回は、気にしない運用をする、勉強する、金融機関を頼る、という一見それで良さそうな方法でも、私たちは相変わらず一喜一憂してしまうとお伝えしました。では、本当の意味で“一喜一憂”に対処するにはどうしたらよいのでしょうか?

うまくいかない人が嵌っている “一喜一憂の世界”

まず、資産運用でうまくいかない人が嵌っている構図はどのようになっているのでしょうか? 私は次のような“一喜一憂の世界”だと考えています。

例をあげて見ていきましょう。

運用していない人が「預金金利は低いし、やっぱり運用したほうが」と思って、金融機関を頼って運用を始めます。金融機関からは国際分散投資を中心に提案され、期待を持って運用を始めると、殖える時には殖えますが、株安や円高の局面では資産が目減りしてきます。すると不満が出てきて「やっぱり運用なんてするもんじゃない」と思って運用をやめるか、「戻ったら売却してもう運用はやめよう」という気になってきます。

中には「証券会社の言う通りではなく自分で勉強しなければ」と思って、マーケットの見方・見通しについて勉強する人もいるでしょう。すると、「今日の株価は?」「為替は?」「日銀は?」と目先のマーケットに一喜一憂してしまい、さらに資産が目減りし、「やっぱり運用なんて」と思って運用をやめていきます。でも、再び株高や円安になってくると「運用しておけばよかった」と思い、また運用を始めていきます。

このように、うまくいっていない人は、『運用しない』『自分で運用』『金融機関を頼る』の3つの間を一喜一憂しながらぐるぐると回っているように私には見えます。これが“一喜一憂の世界”です。この“一喜一憂の世界”にいる限り、どんなにもがこうがうまくいかない状態は変わらないと私には見えるのです。

本当の意味での対処法とは?

では一喜一憂に本当の意味で対処し、“一喜一憂の世界”から出て資産運用で成功していくにはどうしたらよいのでしょうか?それは、“一喜一憂”を避けるのではなく向き合うことです。戦うことです。一喜一憂を避けようとして国際分散投資で「気にしないでください」と言われても、一喜一憂を克服していない限り、私たちは一喜一憂してしまうと思うのです。一喜一憂するなと言われても難しいのです。

一喜一憂と向き合うとはどういうことでしょうか? 一喜一憂は「高いところで買わせて、安いところで売らせる」を私たちにさせるとお伝えしてきました。一喜一憂と向き合う=「安いところで買って高いところで売る」をすることです。

その手法がバリュー投資です。バリュー投資とは「本来価値から割安な水準で買付け、割高な水準で売却する」という手法です。

中長期で資産を殖やしている人はバリュー投資の考え方で運用していると私には見えます。バリュー投資は割安に着目しているので、本当に割安を見極めることができればパフォーマンスが良いのは当たり前です。このバリュー投資の考え方で運用しているかが成功の鍵と見ています。

ただ、私たちにとって問題なのは、バリュー投資をするには割安かどうかを見極める能力が必要で、かつ、一喜一憂を克服していないと継続できない手法なのです。一喜一憂してしまう人からすると、「マーケットが下落して“怖い”という感情が出るところで買い、上昇して“ワクワク”している時に売りなさい」ということになるのです。頭では分かっていても感情が許さない、「悲観で買って楽観で売る」、その通りだけど動けない、と私には見えるのです。

では、私たちがバリュー投資をする方法はないのでしょうか?次回、その点についてお伝えしていくことにしましょう。

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