円のネットロングは前週比10.8%増加(2月16日現在)
IMMポジション表
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による2月16日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネット・ロングポジションは前週比約10.8%増加して+47,901枚になりました。
日銀の「マイナス金利」導入直後に円ロングポジションは、一時37,245枚まで縮小したのですが、ほどなくドル円が111円割れまで急落。戻りも115円止まりだったことを考えると、円ロングポジションが増加しているのは当然かもしれません。
ただし、内訳を見ると円ロングが前週比11.5%増えているのに対して、円ショートも12.4%増えています。一方的かつ熱狂的な円買いの状態には至っておらず、状況を見ながら慎重にポジションを積み増しているようです。