円ロングは前週比25%減。いったん調整入る。
IMMポジション推移
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による2月2日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネット・ロングポジションは前週比約25.5%縮小して+37,245枚になりました。それまで円ロングのポジションは2012年2月7日以来の水準まで積み上がっていました。日銀のマイナス金利導入決定後、ドル円が118円台半ばから121.69円まで急騰したことで、ポジション調整に走ったと考えられます。しかし、マイナス金利で円安になった以上に円高へ揺り戻されれているため、円ロング積立再開となるかも知れません。
一方、ユーロは1.10を上に抜けてユーロ高が進んでいることを反映して、ショート枚数は前週比で31.6%縮小しています。IMMポジションに共通しているのは「ドル売り」方向にポジションが動いていることです。
本日のピボット分析:今日のレンジは114.26 - 115.90
ドル円 PIVOT=115.06 RES1=115.90 SUP=114.26
ピボットとは、前日の値動きをもとに、今日のサポートやレジスタンスを計算するテクニカル指標です。海外では多くのトレーダーがデイトレードのエントリーやエグジットレベルとして活用しています。