1988(昭和63)年9月29日

米国がスペースシャトル打ち上げ再開

 1988(昭和63)年9月29日、スペースシャトル「ディスカバリー」が打ち上げられました。1986年1月28日の「チャレンジャー」爆発から2年8カ月ぶりのスペースシャトル打ち上げです。

 チャレンジャー号の爆発事故では、乗っていた7人の宇宙飛行士が全員死亡しました。NASA(米航空宇宙局)はその後、国家の威信をかけて事故原因の究明に取り組み、1988年9月の打ち上げでは、データ中継衛星を、地球を周回する軌道上に放出することに成功しました。

 ただ、2003年2月1日には、「コロンビア」が大気圏に再突入する際に空中分解し、再び7人の宇宙飛行士全員が死亡する惨事に見舞われます。その後、米政府は宇宙政策を転換し、衛星の打ち上げには民間会社を活用するようになりました。

 スペースシャトルは、反復使用できる低コストの宇宙船を設計コンセプトに、5機が製造されました。2011年7月に通算135回目で最後の打ち上げを迎えました。

1988年9月29日の日経平均株価終値は

27,700円13銭