スイッチOTC(市販薬)医薬品の購入額は年間いくらを超えると、セルフメディケーション税制が利用できる?

  • 8万8,000円超
  • 10万円超
  • 1万2,000円超

ヒント

スイッチOTC医薬品は少額、かつドラッグストアで買えます。セルフメディケーション税制は、身近なドラッグストアなどで「スイッチOTC医薬品」を購入した場合、一定額を所得控除できるという税制優遇制度です。

解答

3:1万2,000円超

その年に医療関連で支出した一定以上の金額は確定申告することで所得から控除できます。医療関連の控除としては「医療費控除」が最もポピュラーです。これは、その年に支払った医療費の合計額から保険金で補てんされた額を引いた金額が10万円を超えた場合、超えた金額(最高で200万円)を所得から控除できるというもの。その分、その年に収める所得税を節税できます。この「医療費控除」とは別に2017年から始まったのが「セルフメディケーション税制」(現状の制度終了期限は2027年末)です。個人、または個人と生計を一にする配偶者、その他の親族のために、「スイッチOTC(市販薬)医薬品」を、年間1万2,000円を超えてドラッグストアで購入した場合に対象となります。控除の上限額は8万8,000円です。確定申告して所得控除を受けられるのは、医療費控除とセルフメディケーション税制のどちらか一方だけです。

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