当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、各分類の騰落率をランキング形式でお届けします。今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしましょう。
基本8分類の直近3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。
2022年8月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」、
「国内REIT」、
「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」、
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」
が上昇する一方、
「国内債券」
は下落しました。
代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、下図のように推移しています。
直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、およそ250分類の中から、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で上位5分類は、
「トルコ債券-為替ヘッジ無し」、
「インド株式-為替ヘッジ無し」、
「バンクローン(低格付)-為替ヘッジ無し」、
「インドネシア債券-為替ヘッジ無し」、
「MLP-為替ヘッジ無し」
でした。
上位3分類の中で、それぞれ目立った銘柄としては、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が+22.36%、
「新生・UTIインドインフラ関連株式ファンド」が+18.94%、
「米国バンクローンファンド<為替ヘッジなし>(毎月分配型)」が+10.26%の上昇でした。
一方、下位5分類は、
「金関連-為替ヘッジ有り」、
「アジア債券-為替ヘッジ有り」、
「欧州株式-為替ヘッジ無し」、
「新興国債券(広域・米ドル建)-為替ヘッジ有り」、
「欧州債券-為替ヘッジ有り」
です。
目立った銘柄としては、
「NN欧州リート・ファンド(資産形成コース/為替ヘッジなし)」が▲15.39%、
「SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)」が▲8.09%、
「アジア ハイ・イールド・プラス(毎月決算型)(為替ヘッジあり)」が▲5.47%の下落でした。