投資初心者がはじめて投資する金融商品は何?

「口座開設者の半数が投資デビューの人なら、私も始めてみようかな」と思ったとき、「どう投資したらいいの」という疑問も同時に生じることが多いようです。では、投資未経験者たちはどんな投資デビューを飾っているのでしょうか。

 まずは先ほどの投資未経験者(37万2,503人)が、どんな金融商品で投資を始めているか、デビュー金融商品ランキングで紹介。投資先の参考になるかも!

デビュー金融商品TOP5

順位 金融商品 割合
1 投資信託(積み立て) 48.8%
2 国内株式(現物取引) 26.9%
3 投資信託(一括買い付け) 21.7%
4 FX(外国為替証拠金取引) 1.1%
5 外国株式 1.5%
出所:2019年1月1日~2019年12月31日の期間に楽天証券の口座開設をした74万9,647人のうち、投資未経験者37万2,503人のデータより、デビュー金融商品をのべ人数でカウント

「投資=株式」をイメージする人が多いかもしれませんが、ランキングを見ると、積み立てしながら投資信託で継続投資する投資信託(積み立て)がダントツの1位です。

 次いで、国内株式(現物取引)、そして、積み立てではなく都度購入する投資信託(一括買い付け)が続きます。

 未経験者の多くが選ぶ投資信託(積み立て)。選ばれる理由は、少額から投資ができること、積み立て投資ができること、運用を投資の専門家に任せられること、分散投資によってリスクを抑える効果を期待できるメリットがあることなどにあるのかもしれません。

 ところで、投資信託って知っていますか。投資信託は、株式や債券など、それぞれ金融商品をパッケージにして、投資のプロがみなさんに代わって運用しているもの。

 例えば、運用先を日本の株式だけにしてパッケージしたタイプ、主な運用先を米国などの先進国の株式にしたタイプ、運用先をインドなどの新興国の株式にしたタイプ、株式と債券、不動産などでバランスよく運用するタイプなど、たくさんの種類があります。