最近、孫正義氏率いるソフトバンクグループが、米国ハイテク株の「コールオプション」の購入に大金を投じていたことが話題になりました。「コールオプションの買い」って何?

  • ある株をあらかじめ決めた期日に決めた価格で、買う権利を買うこと
  • ある株をあらかじめ決めた期日に決めた価格で、売る権利を買うこと
  • ある株をあらかじめ決めた期日に決めた価格で、買う権利を売ること

ヒント

オプション取引とは「取引する権利の売買」です。「コールオプション」は買う権利、「プットオプション」は売る権利です。

解答

1:ある株をあらかじめ決めた期日に決めた価格で、買う権利を買うこと

オプション取引とは、「将来のあらかじめ決めた期日に、株価を〇〇円で買ったり売ったりする権利」を売買する取引です。「買う権利を買う」「売る権利を売る」など、「買う(コール)」「売る(プット)」という動詞が2回も出てくるので初心者の方には理解しづらいかもしれません。例えば、現在の株価が1,000円のA株を6カ月後に1,500円で買うというコールオプション(買う権利)の場合、6カ月後に株価が1,500円以下だった場合、市場で買うほうが安く買えるので、この権利の価格は0円になります。一方、この権利を売った人は、株価が1,500円に届かない場合、権利を売ってもらったオプション料が利益になります。しかし、もし株価が1,500円以上になると、権利を行使したオプションの買い手に株を渡す義務が生じ、多額の損失をこうむることになるのです。

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