人気お笑いコンビ、キャイ~ンの天野ひろゆきさんは、テレビ、ラジオに大活躍の傍ら、個人投資家でもある。投資歴約10年の天野さんに投資のきっかけや銘柄探しについて聞きました。今回は全3回の前編をお届けします。

投資をはじめたのはリーマン・ショック

――2008年のリーマン・ショック直後から投資を始めたそうですね。相場の先行きが読みにくい難しい時期だったと思うのですが、あえて始めたのはなぜですか?

天野ひろゆきさん

 でも僕のようなオヤジ世代は、預金金利が良かった時代を知っているから、銀行預金は堅実、株式投資はギャンブルというイメージも持っている。そんな時、リーマン・ショックが起こったのです。100年に1度の株価の大暴落と聞いて、それなら株を買っても大丈夫と考えた。だって100年に1度なら、もう僕が生きている間には大暴落は起こらないはずだから。

 銀行の預金口座からコンビニATMを使ってお金を引き出すと手数料が100円もかかるでしょ。銀行店舗に行っても時間外だと、やはり手数料がかかります。預金金利はほぼゼロだから、100円の利息を得るのに何年かかるのだろう、もしかしたら銀行預金ってリスクなのかもしれないという疑問をずっと抱いていました。

――当時は「株は危ないぞ」と言われていましたよね?

 そうだったんですか? 株関連のニュースを見なかったからそんな話、全然知らなかった(笑)。100年に一度の大暴落なら、もう上がるしかないと思っていました(笑)。ただ日本株はリーマン・ショックの影響を受けるのが遅かった。だから株を買った後も値下がりが続いて、しばらくの間は厳しかったことを覚えています。