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年末高と投資家心理。楽観で売り、悲観で買えるか?
白石 定之
資産運用するなら押さえておきたい“投資家心理”
中学3年から証券投資を始めた著者が、29年間証券に関わってきた経験から、「資産運用の成否は“心”で決まる」と言っても過言ではないくらいに重要と見ている “投資家心理”について解説…

年末高と投資家心理。楽観で売り、悲観で買えるか?

2018/10/5
・株高局面:楽観
・株安局面:悲観
・低迷局面:無関心
・2018年のこれまでを振り返ってみましょう
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楽観で売り、悲観で買えるか?

 長年、証券マンとして多くのお客様とやり取りをしていると、お客様の反応によって、今後のマーケットがどのように動くか、推測できるところがあります。 

 それはどういうことかと言うと、傾向として、株高の時には楽観的で、お客様からは喜びやワクワク感が伝わってきます。株が一転し大きく下げる局面では悲観的で、不安・恐怖を、低迷している時には無関心、つまらなさをお客様から感じます。そして、この「株高(楽観)→株安(悲観)→低迷(無関心)→株高(楽観)」が繰り返されているのです。
 

それぞれの局面について、より具体的に見てきましょう

株高局面:楽観

マーケットに関心があり、保有状況がどうなっているのかをよく見ている。資産が増えていることに喜びを感じ、高揚している。明るく、活き活きとしている。

会話:
「マーケットはすごいね!」「どこまで上がりそう?」
「次は何がいいの?」
「今、買わないと上がってしまうんじゃないの?」

株安局面:悲観

保有状況を見て青ざめ、不安・恐怖を感じている。この先さらに下がってしまったらという怖れがある。落胆、後悔、怒りがある。

会話:
「順調にいくと思って始めたのにこんな状態になるなんて・・・」「話が違うんじゃない?」
「まだまだ下がってしまうんじゃないの?」
「どうしたらいい?」

低迷局面:無関心

保有状況をあまり見ていない。見ても変わらないのでつまらない状態。なかなか上がらないことに不満、もしくは諦めの状態となっている。

会話:
「最近、あまり見ていない・・・」
「見ても変わりないから・・・」
「このままの状態で上がってくるのをじっくり待つよ」

低迷局面がなく、下落からすぐに上昇に転じるケースもありますが、おおむねこの循環となっています。

2018年のこれまでを振り返ってみましょう

日本株は1月中旬にピークを付け、2、3月に下落、その後は8月まで低迷し、9月から上昇する動きとなっています。投資家の心理は1月中旬までは楽観、2,3月が悲観、6月~8月はつまらない状態、そして9月以降上昇し、徐々に楽観のほうに向いてきています。
2年前の2016年も同様の状況で、1、2月に急落し、6月~8月はつまらない状態、その後、9月以降に上昇していきました。2年前もそうでしたが、今年の6月~8月の低迷時期にも実際にお客様との間で、「つまらない後には往々にしてつまる状態、マーケットに関心を持ち、楽しくなる状態が来ますよ」という会話をしたりしています。

出所:楽天証券 テクニカルチャート

  あくまでも、リーマンショックのような大きなバブルが崩壊する局面を除いた、通常の景気循環の中での話ですが、このパターンをおさえておけば、やることは簡単です。「悲観、つまらないで買い、楽観で売る」だけです。

 ただ、難しい点があるとすれば、多くの人が悲観になっている時に自分も悲観になってしまい、多くの人が楽観の時には自分も楽観になってしまうことです。マーケットが低迷している状態においては自分自身が無関心になってしまうことです。そうなると、「悲観、つまらないで買い、楽観で売る」ができないどころか、「悲観で売り、つまらないで放置、楽観で買う」ことにもなります。

 マーケットが上昇して資産が増えてくると、「次は?次は?」とさらに資産を増やすために投資をしたくなりますが、そこをぐっと抑えることです。年末高に動いたとしたら、楽観の先にある悲観に備えて、上がれば上がるほど現金ポジションを高めておくことをお勧めします。「悲観、つまらないで買い、楽観で売る」投資が、きっとあなたの資産を中長期的に持ち上げてくれることでしょう。

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