≫≫後編【100円ではじめる投資信託の長期投資はつまらない。でも、5年後にその継続力は自信になる】

 投資をしたいと思っていても、普段はなかなか始められない。そこで、おかねに余裕が生まれるボーナスの時期こそ投資デビューにぴったりかも。そんなふうに思って投資にも詳しいFP(ファイナンシャルプランナー)の横山光昭さんに相談してみました。すると「賛成です」とうれしい返事。ところがよく聞いてみると……。

ボーナスをもらったタイミングで投資を始めてもいいの?

「ボーナスのお金をそのまま投資に回すことに賛成しているわけではありません。私は家計の延長線上に投資があると考えているので、まずボーナスのお金で家計を見直して、強い家計を作ってから、投資に進むことをおすすめしています。強い家計ができている人は投資を考えるタイミングでしょうし、そうでない人は家計の見直しから始めてください」

 家計を見直すとは、こういうこと。カードローンやクレジットカードのリボ払いの残高(=借金)がある人はボーナスを使って精算する。もちろん借金がなくなったところで安心してはいけません。「いよいよ家計の見直しです」と横山さんのアドバイス。具体的には?

「お金の使い方は『消費』『浪費』『投資』の3つに分けられます。消費は食費や光熱費のような生活に必要なもの。浪費は今を楽しむためのムダ遣い。投資は自分の将来につながること。知識を増やすための本代、スキルを上げるための習い事代もそうだし、預貯金、投資信託の購入などもそうです。理想の割合は、消費70%、浪費5%、投資25%。家計に問題のある人は、まず浪費がオーバーしていないか確認してみましょう。でも、ゼロにする必要はありませんよ。楽しみの部分も残しておくのは構いません。消費、浪費、投資のバランスを見直すのです」

 浪費はゼロにしなくていいというアドバイスがうれしいですね。ただし、お金は無限あるわけではないので、「支出に優先順位をつける習慣をつけてください」とのこと。「そのうち自分にとって必要な支出かどうかが自然に判断できるようになりますよ」。