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「ダウの犬」を日本株に応用
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

「ダウの犬」を日本株に応用

2015/8/4
3日の日経平均は、37円安の20,548円でした。7月31日に4-6月期の好決算を発表した本田技研工業(7267)・テレビ東京HLDG(9413)が前日比9%上昇する一方
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3日の日経平均は、37円安の20,548円でした。7月31日に4-6月期の好決算を発表した本田技研工業(7267)・テレビ東京HLDG(9413)が前日比9%上昇する一方、同日に発表した決算内容がネガティブ・サプライズだったトプコン(7732)が前日比18%下がるなど、決算内容に応じて、乱高下する銘柄が増えています。ただし、日経平均自体は、材料不足で大きくは動きにくくなっています。

今日は、大型の好配当利回り株に投資していく「ダウの犬」戦略について、ご紹介します。

(1)「ダウの犬」戦略とは

アメリカで有名になった投資手法です。投資方法はきわめてシンプルです。

  • NYダウ採用銘柄(30銘柄)を配当利回りの高い順に並べ、上位10銘柄を選びます。その10銘柄に等金額投資します。
  • 1年後に、もう一度NYダウ採用の配当利回り上位10社をスクリーニングします。1年前に投資した銘柄で、上位10社から外れた銘柄を売却し、代わりに新規に上位10社に入った銘柄を買います。
  • 1年ごとに、②の方法でリバランス(銘柄入れ替え)を続けます。

これだけです。このシンプルな投資方法で、NYダウを上回るパフォーマンスが挙げられることが多かったので、「ダウの犬」戦略は有名になりました。

(2)「ダウの犬」を日本株に応用

この方法は、日本株にも応用可能です。NYダウは米国に上場する時価総額の大きい銘柄30から構成されます。日本で言えば、時価総額上位30社は「コア30」と言われる指数です。コア30に入る30銘柄から、配当利回りの高い10銘柄を選べば、「ダウの犬」戦略と同様の戦略をとることができます。8月3日時点では、以下の10銘柄がそれに該当します。

 

東証一部コア30採用銘柄のうち、配当利回り上位10社

  コード 銘柄名 業種 配当利回り
1 8031 三井物産 商社 4.0%
2 7751 キヤノン 電機 3.7%
3 7201 日産自動車 自動車 3.6%
4 4502 武田薬品工業 医薬品 2.9%
5 8411 みずほFG 銀行 2.8%
6 8316 三井住友FG 銀行 2.7%
7 9437 NTTドコモ 通信 2.6%
8 6301 小松製作所 機械 2.6%
9 5401 新日鐵住金 鉄鋼 2.5%
10 7203 トヨタ自動車 自動車 2.4%

(注:8月3日時点、楽天証券経済研究所が作成)

(3)実際にポートフォリオを作ってみる

それでは、上記の10銘柄を使って、実際にポートフォリオを組んでみましょう。問題は、10銘柄に同じ金額ずつ投資するという条件です。何億円もの資金がないと、等金額ポートフォリオは組めません。

なんとか2000万円くらいで投資できるように作ったのが、以下のポートフォリオです。10銘柄に厳密に同じ金額を投資するわけではありませんが、大きく異ならない金額で投資できるように作りました。

 

東証一部コア30銘柄から作った「ダウの犬」ポートフォリオ

  コード 銘柄名 3日株価 投資株数 投資金額 投資比率
1 8031 三井物産 1,606.5 1,200 1,927,800 9.9%
2 7751 キヤノン 4,006.5 500 2,003,250 10.2%
3 7201 日産自動車 1,174.0 1,700 1,995,800 10.2%
4 4502 武田薬品工業 6,301 300 1,890,300 9.7%
5 8411 みずほFG 263.5 7,600 2,002,600 10.2%
6 8316 三井住友FG 5,474 400 2,189,600 11.2%
7 9437 NTTドコモ 2,672.5 700 1,870,750 9.6%
8 6301 小松製作所 2,265.5 900 2,038,950 10.4%
9 5401 新日鐵住金 285.2 7,000 1,996,400 10.2%
10 7203 トヨタ自動車 8,200 200 1,640,000 8.4%
    合 計     19,555,450  

(注:楽天証券経済研究所が作成)

実際には、2000万円近い資金をまとめて日本株に投資できる人は、あまりいません。上記のポートフォリオを参考に、いろいろ自分に合った投資の仕方を考えてみたらいいと思います。

 

 

(参考)100万円以内で買えるように組んだポートフォリオ

  コード 銘柄名 3日株価 投資株数 投資金額 投資比率
1 8031 三井物産 1,606.5 100 160,650 16.3%
2 7201 日産自動車 1,174.0 100 117,400 11.9%
3 8411 みずほFG 263.5 600 158,100 16.0%
4 9437 NTTドコモ 2,672.5 100 267,250 27.0%
5 5401 新日鐵住金 285.2 1,000 285,200 28.8%
    合 計     988,600  

(注:楽天証券経済研究所が作成)

上記は、100万円以下で投資できるポートフォリオを作ったものです。日本版「ダウの犬」10銘柄の中で、最低投資金額の小さい5銘柄から、業種バランスを考えながら作りました。

上記はあくまでも1つの例に過ぎません。投資金額や期間を考えて、他にもさまざまな投資の組み合わせが可能です。

 

 

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