1,900ドル回復、あわよくば年内2,000ドル達成は年内が有望!?来年では厳しい!?

 目先1,900ドル回復、あわよくば年内2,000ドル達成シナリオを描く上での、筆者が考える留意事項を述べました。まとめれば、以下のようになります。4つが同時進行することが重要ですので、どれかが欠けると、大台達成は難しくなるかもしれません。

図:目先1,900ドル回復、あわよくば年内2,000ドル達成シナリオを描く上での留意事項

出所:筆者作成

 例えば、ワクチン流通が進めば、いずれ、感染者の増加が止まる可能性があり(1の否定)、米国を含めた世界の景気が回復していけば、いずれ、金融緩和が終わる(金融政策の正常化が始まる)可能性があり(2の否定)、規制にのっとった、多数が認める運営がなされるようになれば、いずれ、暗号資産は代替通貨として再び金と競合する可能性があり(3の否定)、金融緩和が終われば、いずれ、株高の際、金安となる可能性があります(4の否定)。

 このように考えれば、4つの条件が足並みをそろえて、長期的に、存在し続けることは難しいように、感じます。

 しかし、時間軸を「年内」とした場合はどうでしょうか。「年内」という時間軸で、世界全体で感染者の増加は止まるでしょうか?、金融緩和は終わるでしょうか?、暗号資産が規制にのっとった通貨になるでしょうか? 答えはいずれも、NOだと筆者は考えます。

 年内であれば、上記の4つの条件の足並みがそろいやすく、つまり、金(ゴールド)価格が、上振れしやすく、1,900ドル回復、あわよくば年内2,000ドル達成シナリオを描きやすいと、現状では、考えています。

 [参考]貴金属関連の具体的な投資商品例

 楽天証券の純金積立「金・プラチナ取引」はこちらからご参照ください。

純金積立

金(プラチナ、銀もあり)

国内ETF/ETN

1326 SPDRゴールド・シェア
1328 金価格連動型上場投資信託
1540 純金上場信託(現物国内保管型)
2036 NEXT NOTES 日経・TOCOM金ダブル・ブルETN
2037 NEXT NOTES 日経・TOCOM金ベアETN

海外ETF

GLDM SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
IAU iシェアーズ・ゴールド・トラスト
GDX ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF

投資信託

ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
三菱UFJ純金ファンド

外国株

ABX Barrick Gold:バリック・ゴールド
AU AngloGold:アングロゴールド・アシャンティ
AEM Agnico Eagle Mines:アグニコ・イーグル・マインズ
FNV フランコ・ネバダ
GFI Gold Fields:ゴールド・フィールズ

国内商品先物

金・金ミニ・金スポット・白金・白金ミニ・白金スポット・銀・パラジウム

海外商品先物

金、ミニ金、マイクロ金(銀、ミニ銀もあり)

商品CFD(金・銀)