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四季報を100冊読んでわかった投資の極意

四季報を100冊読んでわかった投資の極意/ビジネス社/2022年12月21日発売/1,650円(電子版/税込)

答えてくれた人

ビジネス社代表取締役 唐津隆​さん

著者ってどんな人?

渡部 清二(わたなべ せいじ)さん
 複眼経済塾 代表取締役塾長。1990年筑波大学第三学群基礎工学類変換工学卒業後、野村證券入社。個人投資家向け資産コンサルティングに10年、機関投資家向け日本株セールスに12年携わる。野村證券在籍時より、『会社四季報』を1ページ目から最後のページまで読む「四季報読破」を開始。20年以上の継続中で、80冊以上を読破。2013年野村證券退社。2014年四季リサーチ株式会社設立、代表取締役就任。2016年複眼経済観測所設立、2018年複眼経済塾に社名変更。2017年3月には、一般社団法人ヒューマノミクス実行委員会代表理事に就任。テレビ・ラジオなどの投資番組に出演多数。「会社四季報オンライン」でコラム「四季報読破邁進中」を連載。『インベスターZ』の作者、三田紀房氏の公式サイトでは「世界一「四季報」を愛する男」と紹介された。

どんな人にオススメ?

・投資を始めたけれど、イマイチ成績が上がらないという方
・テンバガーを見つけたい!という方
・自分の子どもに投資を教えたい方
・自分だけでなく、社会全体が投資で勝てる世の中にしたい!と考えている方

この本の、ここが読みどころ!

 会社四季報を25年、100冊読破した著者の集大成と言えるのが本書です。その経験をさらに発展させ、さまざまな思考や行動の実践を余すことなく記したのが本書の特徴になっています。  

 投資の世界は世界観、人間観、未来観などさまざまな要素が絡み合った「人間力」が勝負の世界だと思われます。「投資で儲けたい」人は大勢いるかと思いますが、100%儲かる情報はどこにもありません。ただし本書を最後までお読みいただければ、「自分は儲からなかったけど子どもが儲かる」「社会が儲かる」といったあたらしい投資の概念を想起できるようになるはずです。これが本書における「投資の極意」でもあるのです。

 人間誰でもええ恰好しいなところがありますが、本書の著者の姿勢は真理に近づきたい哲学者のものと同一視できるのです。「利他利己」「サイクル」など今まで明言してこなかった真理(?)についても考察を繰り返しています。だから渡部氏が語る金融の世界観が多くの読者に信用されているのだと思います。

編集者の制作秘話

 本書の企画を著者の渡部清二さんと初めて打ち合わせた時のことです。今までの渡部さんのヒット作とは異なり、「投資の本質を衝く」内容にご本人も「売れるかどうかわからない」とおっしゃるのです。多少心許ないながらも原稿作成の話を進めていくと、UFOの話から竹内文書などオカルト的な話題がぼんぼんご本人から出てくるのでびっくりしました。同行した編集者も「こんな話を入れてもいいの?」と不安がっていたほどです。結果、「株の本でUFOの話題が出る画期的な本」が誕生したのです。UFOが投資とどう絡んでくるのかは本書でご確認いただけると幸いです。とにかくご本人にタブーがない、あらゆる現象に意味があるという姿勢にはびっくりしながら感服した次第です。