一部に「足かせ」は残っても、コモディティ全体としては上昇傾向か
今後の各種コモディティ市場の展開については、以下のように考えています。
図:今後の各カテゴリーの見通し(2021年6月21日時点)
上記の通り、金や暗号資産などの代替通貨・無国籍通貨は一定程度の水準を保ち、原油や銅などの景気敏感銘柄は上昇、トウモロコシや砂糖などの農産物やプラチナや銀などの貴金属といった環境関連銘柄は、長期的視点で上昇する可能性があると、考えています。
コモディティ(商品)市況は、大きな波にもまれながら、推移していく可能性がありますが、長期的視点で考えれば、底値を徐々に切り上げる可能性があると、現時点では考えています。
一つのアイデアですが、あえて特定のコモディティ銘柄に絞らず、金属やエネルギー、農産物などの複数の銘柄の値動きを一つの指数にした金融商品に着目するのも一計なのかもしれません。
金融商品ごとに、どの銘柄をどれだけのウエートにしているかは異なりますが、コモディティ市場全体の流れを追う上でも、まずは価格の動向に注目してみるのもよいかもしれません。