※この記事は2020年8月9日に掲載されたものです。
04:金ETFとは?
どんな商品?
ETF(上場投資信託)とは、例えば、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)のような、特定の指数に連動する投資信託で、かつ証券取引所で売買できるように設計された金融商品です。株式のように証券コード(4ケタの数字)を持ち、株式を売買するように、売買できます。
金ETFとは、金価格に連動するように設計されたETFです。金ETFの価格は金価格に連動することを目指す設計になっているため、損益は金価格の変動に左右されます。例えば、SPDRゴールド・シェア(1326)、純金上場信託「金の果実」(1540)などです。
こんな人におススメ
すでに株式を保有していて、資産の額の安定化を図りたい人
初めて投資に挑戦する人
ポイントで投資をしてみたい人
始め方
証券会社に口座を開設し、金に関連するETFを購入します。
コスト
株式と同様に、売買の手数料がかかります。
直接的に金を保有するわけではないため、保管料や年会費などは発生しません。金ETFの中には、金の現物に交換できるものがあります。
現物に交換する際、手数料などのコストが発生します(現物の交換に対応している証券会社で取引をすることが必要です)。
メリット
金ETFは、東京証券取引所など証券取引所に上場しているため、株式と同様、取引時間内に、相場の動きを見ながらリアルタイムで売買ができます。
リスク
金価格が思惑に反して動いた場合、損失が発生します(金価格は、有事のムード、各国の金融・財政政策、新興国の動向、中央銀行の動向など、さまざまな要因で動きます)。保有した金ETFの資産の額は、金価格の変動に影響を受けます。
また、金ETFは、他のETFと異なり、配当がつきません。
アドバイス
「例えば、現在すでに株式を保有している人は、今保有している株式の資産の額の10%程度を金関連のETFで保有すると、株式全体の資産の額の変動が、安定化すると言われています。
また、投資初心者の方においては、ポイントで保有できる金関連のETFを試しに保有してみると、リスクを低減しながらも金価格の値動きを実感できるよい機会となります」(吉田哲)
税金について
利益の種類:売却益/配当金などで所得区分や課税方法が異なります。
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■知識ゼロからの投資・金投資入門講座 01 「純金積み立て」とは? 02 「純金スポット」とは? 04 「金ETF」とは? HERE! 05 「産金株」とは? 06 「金先物取引」とは?
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