有史以来、富の象徴として取引されてきた金(ゴールド)。その価格が上昇しやすくなる時期として間違っているのはどれ? 

  • 米国で利下げが行われているとき
  • 世界で大規模な戦争が起こったとき
  • 世界経済が順風満帆で株価が上昇しているとき

ヒント

「有事の金」という言葉もあるように、世界の政治・経済状況が不安定なときに金の価格は上がりやすくなります。

解答

3:世界経済が順風満帆で株価が上昇しているとき

②の世界で大規模な戦争・テロや金融危機が発生したとき、金はどんな危機的な状況でも永遠の価値がある点が魅力となり、資産の逃避先になりやすくなります。また、金は米国ドル建てで取引されています。①のように米国が不景気になって利下げが行われドルの人気が低下すると、安定した金の価値が見直されて上昇しがちです。逆に米国をはじめ世界経済が順調で株価が上昇しているときは利息収入のない金に対する需要は低くなりがち。よって③が正解。金の価格は採掘量の増減、中国やインドといった人口大国の需要などにも影響を受けます。また、日本国内では円建てで購入する場合、円安(ドル高)のとき価格が上昇、円高(ドル安)のとき下落しやすくなります。

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