米中貿易戦争がいったん休戦に向かう期待が生じる
1日の日経平均株価は、前週末比454円高の、2万1,729円と大きく上昇しました。先週末に実施されたG20大阪サミットで実施された「米中首脳会談」が、ポジティブな内容であったことを好感し、電機・機械などの景気敏感株に買い戻しが広がりました。
米中首脳会談で、以下が好感されました。
【1】米中が貿易協議の再開で合意したこと。
【2】米国が、対中国の追加関税を発動しないと決めたこと。
さらに、ポジティブ・サプライズとなったのが、首脳会談後の記者会見でトランプ大統領が
【3】中国通信大手ファーウェイへの禁輸解除に言及したこと、です。
これを受けて、米中の貿易戦争がいったん休戦に向かうとの期待が出ました。これ以上、対立がエスカレートすると、米景気まで悪化する不安がありました。ぎりぎりのタイミングで米中休戦の芽が出てきたことを、株式市場は素直に好感した形です。