不況のときはゴールドへの投資が有利といわれます。その理由として間違っているは?

  • 不況になると利下げが行われ、現金を持っていても先々、利息が目減りするから
  • 金は不況期のデフレに強く、好景気のときのインフレに弱い金融商品だから
  • 不況のときはリスク商品が売られるから

ヒント

金は永遠の価値を持つといわれ、戦争が起こったりインフレになったりすると値上がりします。不況でも上がる理由は?

解答

2:金は不況期のデフレに強く、好景気のときのインフレに弱い金融商品だから

金は不況でも好況でも状況によって上がりやすくなります。不況になると、各国の中央銀行が金利を引き下げて景気を刺激しようとします。①のように利下げで現金を持っていても将来の利息が目減りし、大量の紙幣が市中に流入することで将来的にインフレ懸念が発生することもあり、金の価格が上昇しやすくなります。また、不況になると株式や不動産などリスク商品が売られて、永遠の価値を持つ金に資金が逃避しがちになるため、③も正解です。ただし、金は商品=モノなので現金の価値が下がりモノの価値が上がるインフレに強く、逆にデフレ=物価下落が深刻化すると、通常は上昇しにくいので②が間違いです。一方、好況のときはインフレになりやすく投機対象にもなりやすいので金の価格は上昇しやすくなります。

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