今回は明治維新150周年記念として「明治維新☆タイムトリップ特集」を企画しました。
「絵になる景観」の錦帯橋(きんたいきょう)
石垣で強固に補強された橋脚の上に、5つの木造アーチ橋が連続して架かっているその姿は印象的です。木組みの技法で造られているため、「敵が攻めてきた時に楔(くさび)を外すことで簡単に崩せるようになっている」という話があるようですが、実際のところこれは都市伝説です。この錦帯橋を紹介する写真を見ると、そのほとんどが向こう側に見える山頂の岩国城天守閣が顔を覗かせています。
実は、この岩国城天守閣は、元々は錦帯橋からは見えない位置に建っていました。それが昭和37年(1962年)に再建される際に、錦帯橋からも見えるようにと、本来の位置から南に50メートルずらすことになって、現在の「絵になる」景観となりました。今でいうところのインスタ映えが意識されたのかもしれません。
独特の美しさを持つ錦帯橋は木造による老朽化のために、江戸時代より度々架け替えが行われています。直近では「平成の架け替え」(2001年〜2004年)と呼ばれるものが大規模な工事でしたが、その時の総工費が約26億円だったとのことですので、美しさを保つのも大変です。
いざ、明治維新へ!今回の「錦帯橋(きんたいきょう)」
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#5:「インスタ映え」?天守閣の位置を動かした錦帯橋
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