※この記事は2021年5月13日に掲載されたものです。

投資もTAX FREEで始めよう!

 どうせ資産運用を始めるなら、ちょっとでもおトクに始めたいですよね。そのコツは二つあります。一つは手数料を抑えること。そしてもう一つのコツは「税金を減らす」こと。海外でお買い物をするときに「免税店」で買えば税金分おトクになりますよね。このように税金分がおトクになる、つまりTAX FREE(タックスフリー)で投資ができる方法があります。その仕組みがNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)と、つみたてNISAです。

 この二つは簡単に言うと、株式や投資信託といった投資で得た利益が、まるごと税免除される制度。詳しくはこれから説明しますが、通常、納付しなければならない利益に対する約2割ものお金が、手元に残るのです。

 ちなみに「NISA(ニーサ)」は略称というか愛称で、正式には少額投資非課税制度と言います。「利益は徴収しませんよ」と国が宣言し、投資の入り口にいる人、投資をしたことがない人をタックス・フリーで応援しているもの。活用しないともったいない制度と言えますね。

NISA?つみたてNISA?って何?

「税金サービスするから投資してみない?」と、国がアピールするこのNISA。このNISAには2つの制度があります。2014年1月にスタートしたNISAと、2018年1月からスタートしたつみたてNISAです。

NISAは、年間投資額120万円までの値上がり益や配当・分配金などが、5年間、非課税になるというお得な制度です。

つみたてNISAは、年間投資額40万円までの値上がり益や配当・分配金などが、20年間、非課税になるという制度です。

 ただ、NISAはまるごと税免除されるメリットは大きいものの、他の証券口座の利益と損益通算できないため、売却損が出た場合は不利になってしまいます。そのため、損が出ないタイミングで売却することがNISA活用のキホンです。

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NISA、つみたてNISAで共通するメリット、デメリット

結局NISA、つみたてNISA、どっちがいいのだろう?

 NISAと、つみたてNISAの制度は同時に活用できません。どちらを選んで投資すればいいのでしょうか。その判断の助けになる下記の記事をぜひ読んで、選択の参考にしてくださいね。

同じ非課税制度のNISAとつみたてNISA。どう違う?

★関連記事≫≫払わないでいい「税金」払っていませんか?NISA・つみたてNISA使っていますか?

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同時にできないNISA、つみたてNISA。投資できる商品が違う!

未経験からはじめる投資ってどんな方法がある?

 投資をしたことがない人には、非課税になると言われても「はい、そうですか」とはなかなかいかないもの。ちょっとでも興味があると思った人は、こんな方法でスタートしてみませんか。

 例えば、つみたてNISAを活用できる投資商品は、国が認めた投資信託だけがラインアップされています。元本割れのリスクがあるものの、コストが低い(販売手数料が無料、運用管理費用が低い)など、国のお墨付きなので、はじめて投資する人にとって、安心感があります。

 つみたてNISAで始める投資信託は、定期預金や財形貯蓄のように、毎月1万円ずつでも積み立てできますよ。

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