第3回・楽天証券ファンドアワード最優秀ファンド賞授賞式

 楽天証券のお客さま約2万7,000人の投票で選ばれる中立性と実用性の高い「第3回・楽天証券ファンドアワード」。先日、国内および海外の株・債券など8つのカテゴリで選考された最優秀ファンド8本の授賞式を行いました。

 この楽天証券ファンドアワードの授賞式は、楽天証券社長・楠雄治が、受賞ファンドの運用会社を直接訪問する「出前」式で、クリスタル・トロフィーをお渡ししました。

 これを記念し、海外株式部門の最優秀ファンドを受賞した運用会社のニッセイアセットマネジメント代表取締役社長・西啓介​氏と楠が特別対談しました。

 

最優秀ファンド賞受賞!記念対談

海外株式部門:ニッセイ外国株式インデックスファンド(購入・換金手数料なし)

ニッセイアセットマネジメント代表取締役社長:西啓介氏

 おめでとうございます。西社長はネットの販売チャネルに強い思い入れがあるとうかがっています。

西社長 私が海外で保険のビジネスを展開していたころから、ネットの販売チャネルの魅力とすごさは肌で感じていました。20代、30代のお客さまは特に、ネットを通じて投資信託を購入し資産形成をするようになるでしょう。そのためには当社はまず、ブランドを強化し、残高でも一定の規模を築いていく。次に「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」を通じて、積み立てによる資産形成の必要性をお客さまに知っていただく努力を続けていきたいと考えています。

 当社でも2017年の暮れあたりから、積み立てを始めるお客さまの人数と金額が増えています。

 

西社長 業界の発展のためにも、ネットのチャネルは重要だと考えています。

 iDeCoとつみたてNISAの新規開拓はネット証券の独壇場になっていますからね。もう一つ重視しているのがIFA(富裕層向けの独立系フィナンシャル・アドバイザー)チャネルです。

西社長 欧州の潮流が日本へ到達したという感じですね。

 そうですね。欧州、米国でもIFAチャンネルが発達しており、金融機関は「投資商品の短期売買」から「長期的な資産形成」へ変化を迫られています。当社でもIFAとともに米国のRIA(Registered Investment Advisor=金融機関から独立した証券営業担当者)などを訪問して、お客さまとのリレーションをどのように構築しているのかといった話を聞きました。ある大手RIAの預かり資産は10兆円に達しているそうです。ほとんど運用会社化していますね。彼らが求めるファンドをETF(上場投資信託)メーカーがプロダクトとして提供して販売するという形です。

西社長 マネージャー・オブ・マネージャーズファンドのような形態ですね。

 そうなんです。彼らは独自の情報発信やサービスを開発し、小さなIFA会社に提供している。業界の構造が進化しています。

西社長 IFAによる投信ビジネスが他の保険業界なども巻き込んで発展していく気がします。英国の保険業界ではIFAが販売を担っていますが、その報酬体系がRDR (Retail Distribution Review=消費者向け金融商品の販売方法に関する改革)により顧客から支払われるフィー方式に変わりました。そのような流れをしっかりとつかむことで、ネットチャネルやIFAチャネルが大きな流れになっていくと、個人的には思っています。

 ありがとうございました。

楽天証券社長の楠雄治から、「楽天証券ファンドアワード」のクリスタル・トロフィーを受け取る西啓介代表取締役社長(右)
昨年までに3つの最優秀ファンド賞を受賞。クリスタル・トロフィーが並ぶ

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