※本記事は2019年2月28日に公開したものです。

「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルでは「知識ゼロ」でも理解できる「株式入門講座」をスタート!

株式の買い方の手順は?

--株式投資を始めるには証券会社の口座が必要らしい。早速、証券会社のウェブサイトにアクセスして、口座開設手続き完了。数日後「口座が開設されました」という書類が証券会社から届いた。「さぁ株式を買おう!」と証券会社のウェブサイトにログインしたものの、どうやって買うのだろう?--

 こんなふうにフリーズしてしまった人、多いと思います。

 まずは証券口座の開設から、株式を買うまでの流れをナビしましょう。

1:総合取引口座を開設

 株式投資(株取引とも言います)では、証券会社の「総合取引口座」(証券総合口座とも言います)を使い、買った株やお金(投資資金)の管理をします。まだ開設していない人は、インターネットで全ての取引を完了できるネット証券会社が便利。手続きしてみましょう。

 証券口座開設の手続きには、運転免許証などの本人確認書類、マイナンバーが必要です。あらかじめ用意しましょう。

2:投資資金を用意。振り込みで証券口座へ入金

 ネット証券会社の場合、投資のためのお金は、振り込みで証券口座へ入金する必要があります。

 ちなみに銀行から他行宛に通常の振り込みをすると、振込手数料がかかることが多いですが、インターネットバンキングで証券口座へ入金するとき、ほとんどの場合、無料です(銀行の店頭振り込みを使う場合は有料)。

 しかも即時入金なので、振り込み手続きが完了したら、すぐに証券口座で入金を確認できるはずです。これで株式投資する準備は完了です。

3:銘柄を探す

 株式を買うときは、証券会社のウェブサイトにログインします。

 上場し、売買の対象となる株式は「銘柄」と呼ばれ、それぞれの企業名が銘柄名になります。

 欲しい銘柄が決まっている人は、銘柄名、または銘柄コードを入力して検索します。銘柄コードはそれぞれの銘柄につけられた固有の4ケタの番号のことです。

 トヨタ自動車の例で言えば、銘柄名が「トヨタ自動車」、銘柄コードが「7203」です。

 欲しい銘柄が決まっている人以外は、どの銘柄に投資すべきか、分からない人も多いでしょう。

 銘柄を選ぶ方法については、「株式投資にはどんな種類があって、どう選べばいい?」で詳しく説明します。

4:株式は100株以上の単位で、買わなければならない

 買いたい銘柄が決まったら、現在の株価を確認してみましょう。株価は1株当たりの金額で表示されています。しかし実際に買うことができる最低ロット数が決まっています。その最低ロット数のことを「最低単元」と言いますが、国内株式の場合、100株に統一されています。

 現在の株価が2,000円なら、2,000円×100株=20万円+取引手数料が必要になります。

※証券会社によっては、最低単元以下で買える場合もあります。

5:買い方、売り方には2種類ある

 株式の買い注文を入れる(株式を買う)ときや、売り注文を入れる(株式を売る)とき、次の2種類の方法があります。

■指値(さしね)

「この金額なら買いたい」または「この金額なら売りたい」という値段を指定して注文する方法です。

■成行(なりゆき)

 買いたい値段、または売りたい値段を指定せずに、注文を入れた時の値動きの中で、即座に売買が成立する方法です。

  関連記事≫≫「指値(さしね)」「成行(なりゆき)」とは?株の注文方法の使い方。メリットとデメリットを比べてみよう

 次は、株式銘柄の選び方について、解説します。

■知識ゼロからの投資・株式入門講座

01 そもそも株式投資とは?

02 株式投資のメリット、デメリットは

03 株式の買い方のルール

04 株式投資・銘柄の選び方

05 株式投資・情報の見方

06 株式投資・株式の売り方