2023年4月以降、日経平均株価が急騰しています。6月にはバブル後の戻り高値を更新中。そんな中、日本株投資家はどう動いたのか? さまざまなトレードスタイルの日本株投資家に、この4月からの動向と、上昇相場における心得、やがてくる下げ相場への備えなどを伺いました。
今回の急騰で、億越え利益を確定&保有中!
お話を伺った方:DUKE。さん
スタイル:テクノファンダメンタル派の成長株投資家
2003年、株式投資を始める。2014年、累計利益1億円を突破。2016年、年収億超えを達成し専業投資家へ。その後、株年収が億を超える。現在は社会貢献活動や、次世代の投資家育成にも取り組み、投資勉強会「新高値ブレイク投資塾」を主宰。「新高値ブレイク投資塾」では、すでに4人(本書発売日後に4人目が誕生)の億り人を輩出している。
ブログ 『新高値ブレイク投資塾』
Twitter @investorduke
書籍 『3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術』
Q 4月以降の日経平均の上昇を、予測していましたか?
A NO!
相場の先行きは予想しませんが、日米の金融政策などからいくつかのストーリーは常に想定しています。
今年は米国の金融引締めが続いている局面であり、年初から引き続き警戒感を持っていました。しかし、年初から比較的保有銘柄の利益が積み上がる展開が続いていたので、その流れに乗って現在に至っています。
全体相場のさらなる上昇があるのかどうかは、私にはわかりません。ただ、強い個別銘柄を選択して投資するだけです。ここまではどちらかというと大型株、バリュー株が買われる流れでしたが、今後、個人投資家に好まれる中小型株、成長株にも本格的に資金が入ることを期待しています。
Q 日経平均上昇に伴って何を売買しましたか?
A 高値上昇中にためらわず購入!売却益で再度購入も!
直近1Q業績の好調さと成長性に着目して、決算発表前の3月に初購入(平均単価@1,728)。2Q決算で上方修正を発表した後(4月)にも追加買い(平均単価@2,268)。5月に3,800円で一部利益確定、残りは保有継続しています。一部売却した理由は、短期間で急騰したため。確定利益1,400万円、含み益4,600万円で、合計6,000万円ほどの利益となっています。
2023年5月15日に発表された決算で、新規事業(タレントサブスク事業)がビッグチェンジと判断したため、PTS市場において548円で初購入しました。翌営業日以降も買い増しをおこない、現在も保有中で2,000万円超の含み益となっています。
建設業界のDXに特化し、将来の大きな成長が見込まれるため、新規上場直後から初値近辺で購入。その後、株価が急騰したため、4月前半に4,000円を超えたあたりから、分割売りですべて売却して利益確定。確定利益1億6,000万円となりました。
また、前述の取引で確定できた利益を元に、4月後半~5月頭頃、再度4,000円前後で購入して、現在も保有中。含み益は5,000万円超です。
Q 今からでも遅くない!注目銘柄
A Arent(5254)に注目&注力中!
マーケットの大きな建設業界のDXに特化し、技術力があり、将来の大きな成長が見込まれるArent(5254)に注目し、期待しています。
Q ↑上げ相場↑のとき、どうすればよいのか、ご自身の心得を教えてください
A 買う理由、売る理由を整理して書き出しておこう!
基本的に、株を買う前に、なぜその株を買うのか、という「買う理由」を整理して書き出しておくことが大事です。そして同時に、どうなったら売るのかを事前に決めておき、損切りポイントや、目標株価も書き出して忘れないようにしておきます。
これをしておけば、株価が急騰しても、事前に決めた方針があるので、比較的冷静に売買ができると思います。また、企業のIRリリースはしっかりとチェックし、新しいIRリリースが出た場合は、内容に応じて目標株価を計算し直しましょう!
Q ↓下げ相場↓のとき、どうすればよいのか、ご自身の心得を教えてください
A 儲けるより、大きな損を出さないことが優先!
これも同様ですが、基本的に株を買う前に、買う理由と売りの方針を整理して書き出しておきます。相場全体が下落に転じた場合、保有している個別株もつられて下落する可能性が高まりますが、事前に売りの方針が決まっているわけですから、それにしたがって粛々と売却処理します。
相場では、生き残ることが最も重要です。決して含み損を放置せず、傷が浅いうちに対処することが肝要です。儲けることよりも、大きな損を決して出さないことを優先させてください。
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