※本記事は2019年2月28日に公開したものです。
「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルでは「知識ゼロ」でも理解できる「株式入門講座」をスタート!
株式投資のメリットは?
株式投資のメリットは、次の3つがあります。
1:値上がり益
投資をする多くの人が一番の目的と考えるのが、値上がり益を狙うこと。
買った株価より、高く売ることができれば、その差額が値上がり益になります。
逆に、買った株価より安く売った場合、投資額が減り、損をしたことになります。
2:配当金
投資先の企業が利益を上げた場合、その一部が株主に還元されますが、これを株主配当金と言います。株主配当金は、企業の利益が確定する決算の後、年間1~2回程度、1株当たりで計算され、その持っている株式数によって受け取ることができます。
3:株主優待
全ての企業が行っているわけではありませんが、株主に対するサービスやお礼として、株主優待品を受け取ることができます。株主優待品には、クオカードやギフトカードのほか、自社サービス品を安く利用できる優待券、自社商品詰め合わせなど種類が豊富です。
株式投資のデメリットは?
1:投資額が比較的高い
株式投資の場合、100円からできる投資信託などと比較して、100株単位で購入しなければならないため、最低でも数万円と投資額が高いことが、初心者にとってはややデメリットです。
たとえば株価1,480円(終値)の株式を手に入れるには、14万8,000円必要になります。
2:価格変動リスクがある
株式は証券取引所で売り買いされているため、常に値動きがあります。そのため、持っている株式が値上がりすれば、利益を得ることもできますが、値下がりすれば、逆に損失をこうむる可能性があります。
株価は、業績悪化などその企業が原因である要因のほか、政治、経済などのニュースの影響で株価が激しく動くこともあり、注意が必要です。
3:注文を入れても、欲しい株式が手に入らないことがある
株式は証券取引所で多くの取引がされているため、株価は常に変動しています。そのため、思ったとおりの価格で売買が成立しないことがあります。
ある株式が欲しいと考えて、1,000円で指値注文を出しても、株価が1,000円より下がらなければ、想定した値段で買うことができません。
4:流動性リスクがある
また、自分の欲しい株数分の「売り」がないということもあります。みんなが知っているような企業の株式であれば、売買が活発なので気にする必要はありません。しかし、あまり知られていない株式では、「買えない…」「売れない…」ということも。これを流動性リスクと言います。
株式投資でかかるコストはいくら?
株式の売買でかかる料金は取引手数料だけです。ただし、信用取引の場合は金利がかかります。
取引手数料は株の売買を仲介する証券会社ごとに違います。また、取引金額によって変わります。
参考に、楽天証券の取引手数料を紹介します。
現物取引金額にかかる取引手数料
取引金額 | 取引手数料 |
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 2,200円(税込み) |
300万円まで | 3,300円(税込み) |
300万円超以降は、100万円増えるごとに | 1,100円(税込み)増額されます |
※上記手数料は「いちにち定額コース」の場合
この取引手数料は、買うとき、売るときの両方にかかります。
株式投資の種類
株式投資の方法には、現物取引と信用取引の2種類があります。
現物取引は自己資金で投資をする方法です。一方、信用取引は資金や株式を借りて元手以上のお金で投資をする方法です。
投資初心者はまず、信用取引に比べてコストとリスクが抑えられる現物取引がおすすめです。
次はいよいよ、株式の買い方のルールについて解説します。
■知識ゼロからの投資・株式入門講座 01 そもそも株式投資とは? 03 株式の買い方のルール 04 株式投資・銘柄の選び方 05 株式投資・情報の見方 06 株式投資・株式の売り方 |
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