この記事は、優待投資家の方々に、保有銘柄やこれまでの優待投資歴に基づき、「この企業がこんな優待を出してくれたらいいのに」という夢と野望を、縛りナシで語っていただく記事となります。
ご登場いただくのは、まる子さん、とことこトコタンさん、夕凪さん、ようこりんさん、まーくんさん、ペリカンさんの、優待投資家6人。
優待を愛し、優待に愛された彼らが「あったらいいな」と切望する夢の優待とは? 夢と希望がパンパンに詰まった優待リクエストをご覧ください!
自由に妄想!6人の優待リクエストはこちら!
※画像をクリックすると、誰の優待リクエストなのか、なぜその優待を希望するのかが分かります。ド派手なリクエストをしたのはいったい誰なのか、要チェック!
また、彼ら6名が、大事に長期保有している「3月銘柄」ベスト3と、その銘柄を売らない理由、また、どうなったら売ろうと思っているのか、についても語っていただいています。
景表法や法的縛りを無視して、夢の優待を自由に想像(妄想?)していただいたのですが、興味深かったのが「モノ」ではなく「権利」をリクエストする方が多かったこと。株を保有するからには、その企業の商品やサービスにも意見したくなる方が多いようです。
しかも私利私欲ではなく、その多くが「その企業をもっと知りたい」または「もっと良くしたい」という、前向きで建設的な「権利」。まさに「正しくモノ言う株主」そのもの。優待投資家だからこそ言える大胆な企業改革案、ぜひ、該当企業に検討していただきたいものです!
優待投資家が長~く持ってる優待は?
購入後、優待をもらってしまえば愛着がわいてしまうのが優待投資。今回は、優待歴の長い6名の投資家さんから、「3月権利付き優待の中で、なかなか手放せない、古参優待銘柄」を挙げてもらいました。
勝ち組の優待投資家の多くが、売らずに長く保有している3月銘柄は、個々人の好みや投資スタイルなどもあるせいか、実にバラバラ。銘柄が被ったのは「アトム(3票)」と、「コロワイド(2票)」だけとなりました。
長く持っている銘柄を見てみると、以下の3点が共通点として浮かび上がってきます。
▼6人の優待投資家が長期保有する3月銘柄リスト
アトム | 3票 |
コロワイド | 2票 |
あみやき亭 | 1票 |
オリックス | 1票 |
KDDI | 1票 |
ゼネラル・オイスター | 1票 |
第一交通産業*楽天証券で扱いなし | 1票 |
ダイショー | 1票 |
タカラトミー | 1票 |
日本管財 | 1票 |
ハピネット | 1票 |
ビジネスエンジニアリング | 1票 |
ホンダ | 1票 |
丸井グループ | 1票 |
吉野家ホールディングス | 1票 |
※1票は50音順 |
▼6名の投資家の「長期保有銘柄」の優待内容
その銘柄を購入した理由は?
1)お住まいの地域に店舗が多いなど使い勝手がよいから
「地元企業で株を始める前から通っていた。おいしい焼き肉がオトクに食べられるので、家族名義でも買い増ししました」(ようこりんさん:あみやき亭)、「利用可能店舗が多かったから。使い勝手が良く、優待額も自分で使うにはちょうど良い」(まる子さん:アトム)、「大好きな吉野家で、タダで牛丼が食べられる♪」(ペリカンさん:吉野家ホールディングス)、「コロワイド系の飲食店は多く、使い勝手がいい。年に4回も優待がもらえるのでオトクに外食できる」(とことこトコタンさん:コロワイド)など、お住まいの地域に店舗があり、味やサービスに信頼を置いている企業を選択。今後も通い続けたい、という信頼の一票を投じている様子。
2)カタログまたはポイントで、自分の好きなものを選べるから
この理由で選ばれた銘柄は、日本管財(まる子さん)、オリックス、KDDI、丸井グループ(まーくんさん)、ゼネラル・オイスター、第一交通産業(夕凪さん)、ハピネット、ビジネスエンジニアリング(とことこトコタンさん)となりました。それぞれ、「使い勝手の良さ」「カタログの内容の良さ」を長期保有の理由に挙げています。
3)個人の思い入れが強く、その企業のファンだから
「株の資産が増えたら必ず、リカちゃんをいただく! と心に決めました!」とリカちゃん愛を貫いた、ようこりんさんは、株を順調に買い増し、ついにリカちゃんがもらえる2,000株まで増やして目標を達成しています。
また、配当や業績を比較的クールに見ているまる子さんも「ウチの車がホンダ車なので応援を込めて購入。ホンダ車が好きだからずっと保有するつもりだけれど、株価が爆騰したら売るかも(多分ないけど)」と意外なホンダ愛を語ってくれました。
成長の可能性や、配当リターンなど、投資家としての利益追求は最低限として、「この企業だから」という思い入れがあって手放せない銘柄を一つや二つ、大事に抱えているのが優待投資家なのかもしれません。
4)成長利益が見込めるから
一方で、投資歴が長く、修羅場をくぐったこともある夕凪さんは、優待の魅力だけでは購入に至らず、まずはリターンを最重視。「利率が良くなったので購入」(ゼネラル・オイスター)。「もしかしたら東証1部にも移動するかも…と期待して購入」(第一交通産業)と、リターンや将来の値上がりを期待したという理由が目立ちます。
優待投資家の「購入理由」には、企業への愛と成長利益が絶妙なバランスで同居しているのかもしれません。
愛する優待、どうなったら売る?
一方で「長期保有している優待、どうなったら売る?」という質問には、ほぼ全員が全銘柄に対して「優待が廃止されたら」と回答。なかなかクールな対応です。ただしこれはおそらく、「優待品がもらえなくなったら嫌だ」という理由だけではなく、「優待を廃止したら株価も下がるだろう」という、投資家ならではの冷静な視点があるからと思われます。
さらに、長期保有している銘柄を挙げてもらったところ、10年以上のホールド銘柄もザラに見られました。これは単に「売り時を見失ってズルズル保有している」のではなく、「リターンがいい」、「今後も成長が期待できる」、という優待品以外の利益をしっかり認識している投資家目線に加え、「良い優待があるから、人気も価格も暴落する可能性が少ない」、という意図も大きいはず。
「株を始めたいが、何を買っていいのか分からない」、という初心者が、企業業績などの精査から入るのは至難の業。それならば、みんなが欲しがる魅力的な優待品を提供している企業の、「優待力」を保険に、銘柄を選んでみてはいかがでしょうか?
自由に妄想!優待投資家6人は何をリクエスト?
※画像をクリックすると、その人が何をリクエストしたのかが分かります。要チェック!
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。