つみたてNISAをはじめるにあたり、楽天証券で口座を開設することにしました。楽天証券に決めたのは、楽天ポイントがもらえることに魅力を感じたからです。楽天証券の口座開設はすぐに終わったものの、別の証券会社からNISA口座を移すのが少し面倒でした。どんな手続きを行ったのか、体験談をご紹介します。

楽天証券の特徴・メリット

 すでに楽天銀行は使っていたのですが、楽天証券の口座は作っていませんでした。数年前から別の証券会社(仮にA証券とします)の特定口座で少しだけ株と投資信託を持っており、その口座だけで十分だと思っていたためです。このたび改めて楽天証券の特徴を見て、もっと早く作ればよかったと感じました。

楽天銀行の普通預金金利が上がる

 楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行の普通預金金利が年0.10%になります。100万円預けると、1年でおよそ800円(税引後)の利息がもらえることに。大手銀行の普通預金金利は年0.001%なので、100倍です。8円では何も買えませんが、800円あればちょっとしたランチが食べられると思うと、大きな差のように感じます。

毎日100円から購入できる

 楽天証券のつみたてNISAでは、毎日積立か月1回の毎月積立を選択できます。しかも最低投資金額は100円なので、少額から投資可能です。

楽天ポイントが貯まる

 楽天証券のマネーブリッジで投資信託を購入すると、そのたびに楽天ポイントが貯まります。これは楽天銀行ハッピープログラムの即時入金サービスにあたるためです。ポイントがもらえるのは1日あたり最大15件が対象。楽天銀行のステージがスーパーVIP・VIPなら1件につき3ポイント、プレミアムなら1件につき2ポイント、アドバンスト・ベーシックなら1件につき1ポイントです。

楽天ポイントが使える

 2018年9月30日からは、投信積立に楽天ポイント(期間限定ポイントを除く)が使えるようになりました。楽天市場のお買い物で貯まったポイントを投資に回せるというのは、ちょっと不思議な気分です。ポイント投資で条件を満たすとSPU対象となり、楽天市場でのお買い物がポイント+1倍になります。

 SPUの詳しい内容はこちらでご確認ください。
 

楽天証券に口座開設

 楽天証券の口座開設手続きはすべてWebで済ませました。本人確認書類の提出も、スマホやカメラで撮影した画像をアップロードすれば完了です。

 1週間もしないうちにログイン用のIDとパスワードが簡易書留で届き、それとは別に取引について詳しく書かれた「お取引ガイド」も届きました。

マイナンバー登録はアプリで手軽

 マイナンバーは楽天証券が提供している無料アプリ、iSPEEDから登録しました。写真を撮ってアップロードするだけなので、コピーをとって郵送する手間がありません。マイナンバーの通知カードでもOKです。

キャンペーンを忘れずチェックすべし

 すでに楽天銀行の口座を持っている人は、新たに楽天証券の口座開設とマネーブリッジ登録をすることで1,000円のプレゼントがあります。(2019年11月現在)

 

 このキャンペーンの恩恵を受けるためには、キャンペーンページのバナーから楽天証券の口座開設申込をしなければなりません。別ページからの申込みは対象にならないので、条件をしっかりチェックしておきましょう。

NISA開設の落とし穴

 楽天証券の口座開設は短期間で無事に終わったのですが、つみたてNISA口座の開設までにやるべきことがありました。

他の証券会社にNISA口座を開いている人は要注意

 NISAは同一年において、1人につき1口座です。1つの金融機関を選ばなくてはいけないため、他の会社ですでにNISA口座を開いている場合は手続きが必要です。すでにその年にNISA口座での取引があった場合、翌年まで金融機関を変更できません。

 わたしはすでに取引のあったA証券でNISA口座を開設していました。楽天証券で新たにNISA口座を開くためには、A証券のNISA口座を廃止しなければなりません。さらに「A証券のNISA口座を廃止しました」という証明書が必要です。

 A証券ではWebから証明書を申し込むことができず、Webで申請用紙を請求して、申請用紙を郵送し、ようやく証明書を送ってもらうという手続きを踏みました。これに2週間ほどかかってしまったので、もっと早く請求しておけばよかったと思います。

 こちらが勘定廃止通知書です。楽天証券には、つみたてNISA開設申込書に勘定廃止通知書を添付して郵送しました。

 NISA口座の開設には税務署の審査があるとのこと。その後1週間ほどで、つみたてNISA口座が開設できたというメールが届きました。

つみたてNISAと通常のNISAは併用できない

 すでに一般NISA口座を使っている人も注意が必要です。つみたてNISAと一般NISAは、1年につきどちらか一方を選ばなければなりません。今年すでに一般NISAで売買をしていたら、翌年までつみたてNISAを始められないということです。

ようやくつみたてNISAをはじめられる状態に

 2018年12月上旬に楽天証券の口座開設申込みを行い、NISA口座の金融機関変更に手間取りつつ、2019年1月上旬にはつみたてNISAのスタートラインに立ちました。次回はつみたてNISA対象の投資信託の種類や、自分が選んだ投資信託をご紹介します。

 

主婦が楽天証券で資産運用をはじめてみた!をチェック!

Released! 第1回つみたてNISA?iDeCo?どちらがいいか比較検討

Released! 第2回 ポイントが貯まる楽天証券でつみたてNISA口座開設

Released! 第3回 毎月の積立金額と購入する投資信託を選択し、積立開始!

Released! 第4回 つみたてNISAをはじめて3カ月の経過報告

Released! 第5回 つみたてNISAをはじめて6カ月の経過報告

To Be Continued!