11月21日放映の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系列)に投資信託評論家として出演したファンドアナリスト・篠田尚子が「なぜ、いま投資が必要と言われているのか」「注目の高まっている金融商品は?」など初歩から実際の投資まで、未経験者にも分かりやすく特別解説!
年金がなくなる!? そんな時代でも生き抜いていけるお金をつくりたい! 篠田さん、投資ってどうですか?
11月21日放映の人気番組「ホンマでっか!?TV」に、投資信託評論家として出演した、楽天証券ファンドアナリストの篠田尚子が投資のイロハを解説します。
Q1:投資ってやったほうがいいの?
A1: 人生100年時代に生きる私たちが着実に老後資金をつくるには、正しい知識と手段で資産形成をしていかなければ、遠回りになってしまいます。現在の銀行定期預金の平均金利は0.016%(※)。1万円を預けた場合、5年後は10,010円と10円しか増えません。
一方の投資は、定期預金のように結果が約束されたものではなく、マイナスになることもありますが、そのリスクに応じたリターンや収益を狙うことができます。老後のお金が不足しそうという方は、「無理なく長期で」という前提の下、なるべく早めに始めるべきだと思います。
※5年もの金利:日銀2018年11月14日公表。
Q2:投資ってどう始めるといいの?
A2:投資未経験者やあまり投資に慣れていない方に資産運用のはじめの一歩としてオススメしたいのは「投資信託」という投資商品。ポイントは手軽さ、少額、自由度の高さなどです。
Q3:投資ってお金がたくさん必要? 損するんじゃ?
A3:いま紹介した「投資信託」という金融商品は、多くのネット証券会社では100円から投資できるので、資産運用の練習にもピッタリ。とはいえ、投資は結果が未確定で、場合によっては損をすることもあります。ただ、いまは現金ではなく、お買い物などでもらえるサービスポイントで投資することも可能です。例えば、お金代わりにポイントでスタートして、慣れてきたらお金で少しずつ投資額を増やして、資産形成を進めていくこともできますよ。
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Q4:始めやすそうな投資信託だけど、どういうものなの?
A4:投資信託の仕組みを説明しますね。私たちのような一般個人をはじめ、多くの投資家から集めたお金を、運用のプロであるファンドマネジャーが、国内や海外の株式、債券など、さまざまな商品に分散投資します。そして、最終的にその運用の成果(利益)を、投資した人たちに還元するという仕組みです。
Q5:投資信託のよさは?
A5:少額から始められる、自分でいろいろ細かく調べる必要がなくプロに任せられること、さまざまな投資商品がパッケージされていることです。企業の株式一つだけ選んで運用するより、投資先が分散されているのでリスクを抑えることができるのも特徴です。
Q6:その投資信託はどうやって買うの?
A6:とても簡単で、証券会社や銀行などに口座を開き、いろいろな特色の投資信託の中から選ぶだけ。投資信託の取り扱い数はネット証券会社のほうが多いので、目的に合ったものを選びやすいと言えます。
Q7:いろんな種類の投資信託の中から、どういう基準で選べばいいの?
A7:投資信託は、短期間で大きな値上がりを狙うというより、長期でじっくり資産を増やすのに向いています。この強みをより生かすためには、自分がどのくらい増やしたいか、そして損はどのくらいまで許容範囲とするか考えて、投資信託を組み合わせましょう。よくわからないものになんとなく投資することが一番よくありません。自分が納得して理解できる範囲で選びたいところです。
また、投資信託を保有するときには、買付手数料、運用管理費用などの費用がかかります。たとえば、気に入った投資先があれば、同じタイプの中で費用が安いものを探す、というのもポイントです。
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Q8:投資したい国があった。どうやって探せば?
A8:投資信託のよいところは、金額や調査の面で個人では投資しにくい投資対象にも、かんたん手軽に投資できる点です。たとえば、「インドがこれからよさそうだ」と思ったとして、インドのどの企業がいいのかを探して、株式に投資するのは、コスト的にも手間的にも個人にはハードルが高くなります。そんなときは、インド全体に投資する投資信託を買うことで、当初の目的をかんたんに達成できます。
■たとえば、インドの株に投資するファンドを探すなら?≫≫検索結果のイメージ
Q9:投資信託を買って、お得なことってある?
A9:投資の第一歩を踏み出す人に、節税しながら資産運用ができる、おすすめの国の制度があります。「iDeCo(イデコ)」や「NISA(ニーサ)」「つみたてNISA」です。
iDeCoは、国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せして、任意で加入できる私的年金の一種。 積み立て時、運用時、受け取り時、3つの税制優遇を受けられるので、将来に備えつつ、節税できるメリットがあります。
NISAは、毎年一定金額内の範囲で金融商品に投資し、利益が出た場合、通常約20%かかる税金がまるまるゼロになるもの。「投資」によって得られた利益が「非課税」になる制度なので、正式名称は「少額投資非課税制度」と言います。
このお得な制度をぜひ活用して、資産を増やしてみませんか。
投資を知らない、興味があるけれど経験がない人も「投資って必要なんだ!」と知ることができたのではないでしょうか。
▼投資信託や投資について、もっと篠田の解説を知りたい方はこちらをご参照ください。
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