新型コロナウイルスの感染拡大により、生活様式も大きく変わりました。

 以前は自宅に物が増えるのが嫌だったので、優待品は、かさ張らなくて有効期限がないクオカードや金券類、多く店舗がある外食銘柄などを多く持っていました。

 しかし、この状況下で、優待を選ぶ際の基準も変わりました。今回は、withコロナ、afterコロナでも使える、おススメの優待銘柄・優待品を紹介します。

関連記事
コロナで株主優待ショック!優待投資家はあり?なし?>>

コロナでも負けない優待銘柄の探し方>>

テイクアウトで使える優待

 外出自粛要請などで外食の数は減りました。そんな時、助けられているのは、デリバリーやテイクアウトのお店。自宅からスマホやネットで簡単にオーダーでき、「密」の心配もなく玄関先まで届けてくれる。

 緊急事態宣言のときは、食べることしか楽しみがなかったときでしたので、本当に助けられました。

出前館(東JQ・2484)2・8月

 街中で出前館の自転車やバイクを多く見かけるようになりました。それだけ多くの方がサービスを利用している証拠。先日優待変更を発表し、2・8月ともに「出前館」で使える優待券となりました。

 以前より、利用店舗数がかなり増え便利になりました。ただ、株価がかなり高くなってしまったので、権利落ちを狙うか、株価が安くなったら買うのもありだと思います。

ライドオンエクスプレスホールディングス(東1・6082)3月

「銀のさら」や「釜寅」など宅配事業を展開。こちらも自宅でゆっくりご飯が食べられる銘柄です。時期によってキャンペーンなどを行っているので、マメにウェブサイトをチェックするとよりお得に使えます。優待券が2,500円分1枚なので、一人で使う場合は豪華なご飯が食べられます。

トリドールホールディングス(東1・3397)3・9月

「丸亀製麺」だけでなくカフェ、ヘアカラー専門店など、優待が使える業種、業態が増えています。昨年夏に優待変更を発表し、充実しました。変更したばかりなので、改悪リスクは少ないと見ています。額面が100円なので使いやすく、テイクアウトも始めました。

すかいらーくホールディングス(東1・3197)6・12月

 全国に店舗があり、店舗数が多いので便利で使いやすい優待の一つ。「ガスト」や「バーミヤン」などではテイクアウトメニューも充実させていました。優待は各種割引券やクーポンと併用出来ますので、よりお得。

 優待変更で優待額が減ってしまいましたが、それでも高水準だと思います。

自宅に商品が届く優待

 外出をしなくても、自宅の玄関先に現物で届く優待も便利でありがたいです。保管場所が必要ですが、買いに行く手間も省けますし、使い忘れ、買い忘れも防げます。重い荷物などは特に便利。お水やお米など、保存がきく物は災害時の備蓄としても活用できます。

TOKAIホールディングス(東1・3167)3・9月

 優待はお水やクオカード、自社グループの食事券など、6種類から選べます。静岡の会社です。人気はペットボトルのお水12本のセット。癖のないお水で、保存用としても何かの時に役立ちます。

ラックランド(東1・9612)3・6・9・12月

 年に4回ある優待。6・12月は東北復興の目的で各地の海産品メインの詰め合わせ。少量多品種で、おつまみに、ご飯のおかずに大活躍。3・9月は自社が運営しているサイトで使える割引クーポン券。こちらは瀬戸内や長崎五島列島のセットもあり、どれもおいしいです。

日本管財(東1・9728)3・9月

 グルメやお菓子、雑貨などのオリジナルカタログから選べる優待。どれも外れなしの商品で、どれにするか迷ってしまいます。財務内容も良く、安定配当を継続。長期優待もあるので、長く保有しても良いかもしれません。

日用品で生活費が浮く優待

 日々使うティッシュやトイレットペーパーなども優待でそろえることができます。紙関係はかさ張りますが、必ず使うものなので、ストックしておくと便利。各メーカーで使い心地も違うので、使い比べもできますよ。

日本製紙(東1・3863)3月

 トイレットペーパーやキッチンタオル、ティッシュなど、家庭で日々使う紙製品の詰め合わせ。高級品も入っているので、使い心地はとても良いです。生活必需品ですので、どなたでもありがたい優待だと思います。

CDG(東1・2487)9月

 先日優待変更を発表し、20箱(ティッシュ1箱は150組・300枚入り)から、 12箱(1箱200組・400枚入り)となりました。箱数は減りましたが、高級ティッシュにランクアップされたので、使い心地はかなり良くなりそうです。

巣ごもりに役立つ優待品

 最後に、この先また自粛生活に戻っても安心、新しい生活様式でこそ使えそうな優待です。ちょっと面白い優待もありますが、この先使う機会があった方が良いのか、どうなのか…

ヒロセ通商(東JQ・7185)9月

 レトルトの丼の素やカレー、雑貨などが大量に届きます。簡単にご飯を済ませたい時や、料理をしない方でもレトルトならあると便利。保存食としても活用できます。年に1度の優待で権利落ちが激しいので、株価が上昇しているなら、利益を優先するのも良いかもしれません。

ブイキューブ(東1・3681)12月

 リモートワークをしている方に特におすすめの優待。仕事場も自宅ばかりでは飽きてしまう、カフェなどではセキュリティが心配。そんな時はこちらの優待、個室型スマートワークブースを利用してみてはいかがでしょうか。

 会社でもなく、自宅でもなく、第3の仕事場として、もしくは一人になりたい時に使える優待だと思います。

 コロナ禍でも楽しめそうなおうちで楽しむ優待品をいくつか選んでみました。こちらにご紹介した優待は、権利月がバラバラですが、9月のおすすめ優待でも自宅で楽しめる優待がありますので、そちらもぜひ参考にして下さい。

 今までは映画やホテル、レジャー関連の「遊べる優待」が楽しみでしたが、しばらくは「新しい生活様式」での三密を避けた生活が続きそうですので、今は我慢。以前のような日常が戻ってきたときに、また楽しみたいです。

関連記事
コロナで株主優待ショック!優待投資家はあり?なし?>>
コロナでも負けない優待銘柄の探し方>>