【PR】大久保嘉人さんの『教えて！　お金と投資のこと』　【第1回】「大久保さん、資産運用に目覚める！」

【スペシャル対談】 元サッカー日本代表 大久保嘉人さん　VS　FP 高山一恵さん

▶【第1回】「大久保さん、資産運用に目覚める！」

【第2回】「大久保さん、長期・積立・分散投資に目覚める！」

　J1歴代最多191得点、史上初の3年連続得点王という金字塔を打ち立てた日本サッカー界屈指のストライカー・大久保嘉人さん。2004年のアテネ五輪、2010年南アフリカワールドカップでも活躍されました。

　2021年、21年間の現役生活を引退。40歳となった2022年からは、奥様とともに、4人全員男の子という子だくさん家族の「よき父親」として、第二の人生を歩み始めたばかりです。

　そんな大久保さんは現在、三菱UFJ国際投信のYouTubeチャンネルの連載企画で、お金や資産運用のことを一から猛勉強されています。

　今回、「現役時代、お金のことはまったく考えてこなかった」と語る大久保さんに、資産運用の極意をレクチャーするのはファイナンシャル・プランナーの高山一恵さん。いったい、どんな対談になるのでしょうか？

現役時代、自分の年収をまったく知らなかった大久保さん

――大久保さんの現役時代の金銭感覚はどんな感じでしたか？

大久保　僕みたいな人は少ないと思うんですが、自分がお金をいくらもらっているのか、まったくわからないという状況で20年間過ごしましたね。

高山　20年間、ご自分の年収を知らなかった！？

大久保　そうですね、お金の管理は妻にすべて任していましたので…。僕はお金に対して執着しないタイプですし、昔のサッカー選手のように派手にたくさん消費することもありませんでしたから。財布の中に入っているのは少額の現金とクレジットカードぐらい。

　カードだと、何に使ったか、明細書で妻にもわかるじゃないですか。あまり欲しいものもなくて、大きな買い物といえば、車ぐらいでしたね。

高山　大久保さんはスター選手でお金の心配は必要なかったと思いますが、サッカー選手は常に選手契約やケガの心配と背中合わせです。ハイリスク・ハイリターンな職業だと思いますが。

大久保　スポーツ選手のキャリア設計はめちゃくちゃ大変です。リスクはとても大きいと思います。昔は大学に行く時間ももったいなくて、そのままプロに行く人も多かったです。でも、最近はプロに行く前に大学に行く人が増えたように思いますね。

　高校時代の同級生（※）の多くはプロにはならず普通に就職しました。結婚して子供が生まれて「お前、今、どんな感じでやっている」といった話はしますが、お金の話は全然しません。でも、みんな、楽しく生きているから、それはそれでいいのかな、と思っています。

※大久保さんは2000年、長崎県立国見高校サッカー部で全国高等学校サッカー選手権大会など高校3冠を達成した。

「投資は怖い・難しい・面倒くさい」の壁を超えたい！

高山　今後は現役生活を終え、これまで貯めたお金を第二の人生でどうやって、うまく使っていくかも考えないといけませんね。人生にはさまざまなお金がかかりますが、中でも住宅取得費用、子供の教育費、老後の生活費は人生3大資金と言われています。

　子供一人にかかる費用は、幼稚園から大学まですべて国公立で約800万円、オール私立で2,400万円ぐらい。海外に留学するとなると、その費用もかかります。

大久保　老後の生活には1億円かかるって聞きました。老後はゆっくりしたいと思っていましたが、子育てや老後にそんなにお金がかかるって知りませんでした。それで、三菱UFJ国際投信さんのYouTube番組で「積立がいい」って勉強したんです。今のうちから積み立て投資して、20年間も続ければ、それだけで生きていけるかもしれない。

　子供たちには苦労させたくないという思いもあるので、しっかりお金を貯めながら資産運用でも増やしていかなきゃ、とは思います。

高山　三菱UFJ国際投信のYouTube番組で資産運用の勉強を始められたきっかけはどんなものでしたか？ 

大久保　これまでは、ずっとサッカーのことだけ考えて生きてきました。でも、一生サッカーだけして死にたくない、と思っています。これからは、いろいろなことを勉強して、いろいろなことにチャレンジしていきたい。資産運用についてのお仕事を引き受けたのも、そんな理由からです。

高山　実際に勉強されてみてどうでしたか？

大久保　いや、もー、投資はめちゃくちゃ難しいって思いますし、「だまされるし、損をする」といった不安もありました。でも、話を聞いていたら、めちゃくちゃわかりやすくて、積み立て投資を続けるだけの簡単なやり方もあることを教わりました。

　毎月積み立て投資をして、何十年間か続ければ、子供たちにも少しは残せる、と思っています。友人にも伝えたいですが、僕が言ったら「お前、嘘つけ」と絶対なりそうですが……（笑）。¹

高山　投資って「FXで何億円儲かった」とか「株で儲かって、億り人になった」という話が多いですよね。有名人が投資詐欺に遭ってしまったという報道もよくされます。でも、老後のために資産運用していくという意味での投資は、本当は、ものすごく地味なもの。大久保さんのように「派手なものに手を出さない」というスタイルが実は大正解ともいえるんです。

大久保　儲け話は嘘っぽいですもんね。僕としては、やっぱり、こつこつと積み立て投資するのが一番しっくりきます。それはYouTube動画でも勉強させてもらいました！

¹投資信託による投資はリスクを負うものであり、投資元本を割り込み、損失を被る可能性があります。

投資信託はチームワーク！？　ファンドマネジャーは監督！？

高山　今の普通預金の金利は0.001％。ほぼゼロなんですが、その金利で100万円を200万円にするには何年かかると思われますか。

大久保　すみません、僕、算数が苦手なもので（笑）。

高山　実は、7万2,000年もかかってしまうんです。

大久保　それじゃあ、ほとんどメリットないですね～。

高山　今から7万2,000年前というと、まだ氷河期ですからね（笑）。氷河期ぐらいから、ずっと運用し続けていないと、預貯金ではお金が全然増えません。

　また、近年、一般の会社員のお給料もなかなか上がりにくいといわれています。そんな中で物価だけが上がっていて、生活が苦しいという方も増えています。だからこそ資産運用しなきゃ、投資をしてお金を増やさなきゃ、と考えている人は増えています。

　とはいえ、大久保さんと同じように、投資といっても怖いイメージがあって、なかなか最初の一歩を踏み出せない人は多いと思います。そんな投資初心者の方に、ぴったりな金融商品が投資信託です。大久保さんは投資信託のことをご存じでした？

大久保　最近、投資信託の存在を知りました。まだ、よくわかっていないんですが……。

高山　サッカーに例えると、個別株に単独で投資する株式投資は攻撃型。大久保さんのようなストライカー・タイプといえるかもしれません。一方、投資信託は多くの投資家から資金を集めて、それを大きなお金にまとめて、運用のプロであるファンドマネジャー、いわば監督みたいな人が、株とか債券などに分散して投資する金融商品です。

　言ってみれば、一人だけすごい花形選手がいても調子が悪いときもあるので、ディフェンスというか、キーパーのような守りの人にもきっちり守ってもらって、バランスやチームワークで勝っていこう、そんなイメージの金融商品なんです。

大久保　このあいだ、外国株にまとめて投資できる投資信託があることも知りました。中でも「米国株式と全世界株式」に興味が湧きました！

サッカーと違って、投資ではこつこつ、手堅く行きたい！

高山　確かに国内の株式や外国の株式を丸ごと買える「インデックス型」が投資初心者の方にとっても、一番始めやすい投資信託だと思います。投資というと、「この株すごい、爆上げしそう」と、個別株でどかーんと大きな利益を狙いたくなる方もいるかもしれませんが、予想に反して、下がってしまうと、大きな損失になってしまいますから。

大久保　ですよね。

高山　そのため、長期の資産形成では、サッカーのチーム作りと同じように、「守り」についても考えておく必要があるわけです。

大久保　僕も投資では、そっちのタイプのような気がしますね。サッカーでは攻撃タイプでしたが、お金に関してはちょっと守りたくなります。こつこつ行きたい、というか、手堅く増やしたいタイプなんじゃないかな～。

高山　だとしたら、大久保さんと同じように「行くぞ！」という攻撃的な株式だけでなく、守り重視の債券にも投資する「バランス型タイプ」がいいかもしれませんね。

　サッカーでも、花形選手が調子のいいときはその選手に注目が集まりますが、調子が悪いなというときは、守っている人の頑張りに期待したいという気持ちになります。株と債券にも、同じような関係があって、景気がいいときは株がいいですが、景気が悪くて守備重視がいいな、というときは債券のほうが安定的な値動きをする傾向にありました。

　そのような傾向から、さまざまな局面で値動きが違う金融商品を一緒にして、シーソーのようにバランスを保ちながら運用したほうがいい。そんな運用ができるのも、投資信託ならではのメリットなんです。

投資信託の毎月自動積み立て投資はネット証券が便利！

――大久保さんは、ネット証券の存在をご存じでしたか？ネット証券だとネットで株が買えたり、投資信託の自動積み立て設定ができたりします。楽天証券だと毎月の投信積み立てを楽天カードや楽天キャッシュで決済すると、積み立て額に応じて楽天ポイントがもらえるサービスもありますよ。

大久保　ネット証券っていうのが、僕自身はあんまりわからないですね。ただ、妻は楽天カードも持っているし、楽天ポイントも貯めているようです。僕自身はキャッシュレス決済では、電子マネーの「iD」ぐらいしか使っていませんが……。

高山　ネット証券だと例えば、毎月1万円を毎月25日に積み立てるといった設定をすれば、あとは何もせずに自動で投資信託に積み立て投資ができます。中でも、楽天証券は投資信託の品ぞろえも豊富ですし、奥様が楽天カードをお持ちなら、投資信託に毎月積み立て投資すると楽天ポイントももらえておトクなんです。

大久保　僕からすると、投資のイメージは怖い以上に「考えるのが面倒くさい」。お金がなくなったら、また働けばいいやぐらいしか、考えていませんでした。でも、いったん積み立て設定したら、あとはほったらかしにしておくだけでもいいというのを聞いて、考え方が少し変わりました。銀行にお金を全部預けておくんじゃなくて、投資もやらなきゃと思うようになりました。

　プロサッカー選手として輝かしい成績を達成した大久保さんも、「今後の人生、お金や資産運用のことを真剣に考えないといけない」と思われていることがわかりました。

　いまや会社員でも、同じ会社でずっと働けるとは限らず、5年、10年先のことはわからない時代。子供の教育費や家族の健康、老後のこと、これからの人生に必要な支出をどう確保するかは、普通の会社員にとっても切実な問題です。先行き不透明な中、お金はないより、あったほうがいい、と誰しもが感じているはず。

　そこで次回は、大久保さんといっしょに投資信託を使った資産運用の極意をより深く、詳しく学んでいくことにしましょう。

（プロフィール）

大久保嘉人（おおくぼ・よしと）
1982年福岡県出身。長崎県立国見高校3年時の2000年に全国高校サッカー選手権優勝など高校3冠を達成。2001年、セレッソ大阪に入団しJリーガーとしてプロキャリアをスタート。スペインやドイツの海外リーグでも活躍し、2013年から2015年の川崎フロンターレ在籍時には史上初の3年連続得点王に輝く。2021年、21年間のプロキャリアを終え、現役を引退。プライベートでは2004年に結婚し、現在5歳から17歳まで、4人の男の子の父親として現役中も子育て、家事に奮戦。現役引退後の2022年はセレッソ大阪のアカデミー技術委員を務めるほか、TVやYouTubeなど多方面で大活躍している。

高山一恵（たかやま・かずえ）
（株）Money＆You取締役、ファイナンシャル・プランナー。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス・エフピーウーマンを設立し、10年間取締役を務めたあと、2015年より現職。女性向けメディア『FP Cafe』『Mocha』で資産運用に関する事業などに注力するほか、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、投資初心者や女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA＆iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。

 

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