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投資をしながら自由に生きる

投資をしながら自由に生きる
ダイヤモンド社/2022年02月03日発売/1,650円(税込)

答えてくれた人

ダイヤモンド社 書籍編集局 第四編集部 斎藤 順さん

著者ってどんな人?

遠藤 洋さん
 
投資家・自由人。

 1987年埼玉県生まれ。東京理科大学理工学部電気電子情報工学科在学中の夏休み、家庭教師のアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資を始め、有名企業より小型株、分散投資より集中投資のほうが実は低リスク・高リターンであることに気づく。

 26歳のときに投資で得た資金を元手に専業投資家へ。最大年間利回り+600%、1銘柄の最大投資益+1,760%など、1銘柄だけでも億単位のリターンを達成。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌(おうか)しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。

 著書にシリーズ10万部突破のベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円【実践バイブル】』(ともにダイヤモンド社)など。

編集者から見た著者はこんな人!

 大学生の頃に知識ゼロの状態から投資を始め、最初は家庭教師のアルバイトで貯めた虎の子をほぼ「溶かす」など辛酸をなめながら投資スキルを高め、大学の同窓生が大手企業に就職する中、あえて成長性のあるベンチャー企業に就職。

 自分も会社も株式投資も急成長し、入社4年目の26歳のときに、早々に、今で言うところのFIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的な安定を確立して早期リタイアする生き方)をはたしました。

「世界旅行をしたり毎晩のようにおいしい食事とお酒をたしなんだり、ひと通りのぜいたくを味わうと、人はやはり働きたくなるもの」といい、今は「時間」にも「場所」にもとらわれない「株式投資✕小さな起業」で、仲間と好きなことを仕事にしながら、悠々自適の生活を謳歌しています。そのノウハウを1冊に凝縮したのが本書です。

どんな人にオススメ?

・投資を始めたい大学生・社会人
・FIREしたい社会人
・投資をしているものの今ひとつ勝てていない投資家

この本の、ここが読みどころ!

 著者自らが太鼓判を押す力作だけに、どのページもおすすめなのですが、とくにちょっとマニアックなテーマとなる234~241ページの「雇用契約から業務委託契約へのシフト」「私の業務委託契約体験記」。著者の貴重な実体験とともに、イノベーター(革新的な採用者)的な視点から、今後広がるであろう実益にかなった仕事のあり方について述べています。

 また、277ページ以降のエピローグ「知られざるFIRE後のリアル」では、FIREを果たした著者の知人・友人も含めたリアルな話が盛りだくさん。このエピローグを読むだけでも、本書を手にする価値はあるといっても過言ではありません。

編集者の制作秘話

 本書には1冊にまとめるには、もったいないくらいの多岐にわたる充実した指南を300ページ弱に凝縮しています。

「お金」「時間」の自由を実現するための七つのステップをまとめたPart1の著者自身のエピソードだけでも読みごたえがあるのですが、実は会社員は大きな損をしていることを明かしたPart2具体的な投資法と知る人ぞ知るお金の情報をまとめたPart3間違いだらけのお金の使い方とやってはいけない五つの投資法を解説したPart4具体的にどのように「お金」と「時間」を手に入れたらいいのかを書き込み式で自分ごとに落とし込めるワークブックのPart5本当の自由を最短コースで目指すための仕事の見極め方を指南したPart6、そしてエピローグの知られざるFIRE後のリアルまで…内容が盛りだくさんで、1冊にまとめるのがもったいないくらいでした。

 余談ですが、今年7月に東京ビッグサイトで開催された大規模イベントで、参加者が300~400人規模の特別講演を行った際、老若男女の個人投資家のみなさんが、著者の話を食い入るように聴講していました。

 ぜひ本書とともにシリーズ10万部突破のベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円【実践バイブル】』(ともにダイヤモンド社)をあわせて、ご一読ください!