気になるあの本をチェック!
普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門
答えてくれた人
ディスカヴァー・トゥエンティワン 編集部 大竹さん
著者ってどんな人?
山崎俊輔さん
1972年生まれ。フィナンシャル・ウィズダム代表。
ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。
確定拠出年金を中心とした企業年金制度と投資教育が専門。1995年中央大学法学部法律学科卒業後、企業年金研究所、FP総研を経て独立。分かりやすく読みやすいお金のコラムが人気で、Yahoo!ニュース、日本経済新聞電子版、マネー現代、プレジデントオンラインなど、月20本以上の連載を抱える人気FPのひとり。
コミックレビューのコラムも連載しているほどのゲーム、アニメ、マンガ好きであり、自称・オタクFP。コミックの蔵書は4,000冊以上。仕事や家事育児の効率化を常に模索するライフハック好き。
著書『読んだら必ず「もっと早く教えてくれよ」と叫ぶお金の増やし方』(日経BP)、『共働き夫婦 お金の教科書』(プレジデント社)、『大人になったら知っておきたいマネーハック大全』(フォレスト出版)など多数。トウシルの人気連載「なんとなくから卒業!実践・資産形成術」も執筆。
どんな人にオススメ?
タイトルに「超入門」とある通り、初めてFIREという言葉に触れる方でも、分かりやすく解説した書籍です。ただ、この記事を読んでいる方は、すでにFIREに関する他の書籍を読んでいるかもしれません。そんな方にも実はおすすめです。実際にこんな感想をいただいています。
「FIREを目指し、日々取り組みを実践中の38歳会社員です。他のFIRE書籍も熟読しており、紹介されていた取り組みはほとんど実践していますが、現行の日本の制度をここまで深掘りした書籍はなく、とても参考になりました。決意を新たに、長丁場を柔軟に対応し、FIRE、特にFI(Financial Independence:経済的な独立)は必ず実現したいと思っています。」
この本の、ここが読みどころ!
◎本書の3つの特徴
1)日本の制度にもとづいてまとめている
社会保障制度、税制優遇制度、日本の退職金制度や高齢者雇用制度を踏まえつつ、「日本版FIRE」を考えています。
2)「標準的な老後」についても触れている
FIRE本の多くが、本来やってくる標準的な老後について触れていなかったのは、40歳代でリタイアした人が自分の話を紹介しているからです。ここではファイナンシャルプランナーの視点でしっかり人生の最後までお金の問題をまとめています。
3)「誰もが実行可能な投資方法」でFIREを目指す
毎日、株価や為替レートをウオッチし、何度も注文を出す必要はありません。むしろ仕事やプライベートの充実を後回しにせず、しかし年4%程度の運用利回りを簡単に獲得することが可能です。
◎ここが特に必読!
「第5章 FIREのために絶対必要な知識」には、FIREを実行する際のちょっとした疑問について丁寧に解説しています。たとえば、「家」の確保はどう考えるべきか、民間保険はどこまで削ってもいいのか、子どもを育てるとFIREが遠ざかるか、実は国の年金額が大幅ダウン? などなど…。もうFIREの仕組みは分かっているよ、という方にもぜひ読んでいただきたい章です。
編集者の制作秘話
「どう働く? いつリタイアする? リタイアしてどうする?」
上記は、原稿をいただいたとき、最初に頭に浮かんだ帯コピーです。
まるで働き方の書籍のようなコピーですが、実際読み進めていくうちに、「自分はどんな働き方をしたいんだろう? 老後をどんなふうに過ごしたいんだろう? どんな人生が送りたいんだろう」と自然に考えてしまうのが、本書なのです。
著者の山崎さんの誠実なお人柄が伝わってくるような文章です。ぜひ一度手にとってみてください!
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