弐億貯男さんが注目する割安な有望株はこの5つ

 新型コロナウイルス感染拡大の第2波が襲来する中、「マザーズやジャスダック市場には過熱感があり、もう一度、調整(株価が横ばい、下落)する局面を待っている状態です。施設介護関連などはコロナ禍でも継続利用されるとみており、今も株価チェックをしています」と語る弐億貯男(におく・ためお)さん。虎視眈々(こしたんたん)と狙っている有望割安成長株として次の5銘柄を挙げてくれた。「割安にならないと買わない」主義で大成功を収めている弐億貯男さんだけあって、どの株も現在、株価が下落中。何かのきっかけで株価が反転上昇するタイミングに乗りたいと思える銘柄が多いのが特徴だ。

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コード 銘柄 市場
8570 イオンフィナンシャルサービス 東証1部
7676 グッドスピード マザーズ
3416 ピクスタ マザーズ
3611 マツオカコーポレーション 東証1部
1413 ヒノキヤグループ 東証1部

イオンフィナンシャルサービス(東証1部・8570)

「イオン系の金融サービス会社で東南アジアにも積極的に進出しています。今期は新型コロナウイルスの影響による貸倒引当金の計上で大幅減益、減配見通しとなっていますが、リーマン・ショック時に近い水準まで株価は下落しています。今の株価水準で買い始めていけば、中長期的には報われるかなと思っています」(弐億貯男さん)

グッドスピード(マザーズ・7676)

「東海地盤の、車好きに好かれるSUV(スポーツ用多目的車)やミニバン、輸入車に強い中古車販売会社です。今期はコロナの影響で赤字が見込まれるものの、毎期、大型店舗を2店舗ずつ出店予定であり、高い売上成長が見込めるのではと、もくろんでいます。株価がさらに調整するタイミングを待っている状況です」(弐億貯男さん)

ピクスタ(マザーズ・3416)

「ストックフォト業界では国内最大手。定額制プランの売上比率を高めており、今後、ストックビジネスとして育ちそうな点と、ストックフォトの事業を通して多くのフォトグラファーとのつながりを持っており、新生児撮影の新事業などもアフターコロナでは期待できる点が有望だと思っています」(弐億貯男さん)

マツオカコーポレーション(東証1部・3611)

「アパレルのOEM(相手先ブランドによる生産)国内最大手。新型コロナウイルス感染拡大で世界の衣料品の売り上げが大きく落ち込むため、同社の業績への影響も大きいですが、ファーストリテイリングが主力取引先。世界のアパレルブランドとも商談を進めているため、コロナ問題が収束した後の業績回復に期待し、安くなったところを狙っていきたい」(弐億貯男さん)

ヒノキヤグループ(東証1部・1413)

「注文住宅メーカーで、断熱材メーカーの日本アクアを子会社に持っています。戸建住宅の全館空調技術にも定評があり、住宅の商品力、ブランド力の強化につながっています。新型コロナウイルスで足元では受注が停滞していますが、その分、株価指標的に割安な状況で高配当利回りです。今後、企業の在宅ワークがさらに進むようであれば、同社のような住宅メーカーにも恩恵が出るかもしれません」(弐億貯男さん)

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弐億貯男(におく・ためお)さんプロフィール

9月発売の著書は早くも話題!

会社員をしながらの株式投資によって、100万円を17年間で2億円に増やした現役会社員の投資家。割安成長株の中長期投資の手法で、運用益は年率30%キープ。現在は、Twitter(6万フォロワー)や投資ブログ「サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。」で、個人投資家への助言や注意喚起も発信し大人気に。

さらに、9月に刊行予定の書籍『10万円から始める! 割安成長株で2億円』(ダイヤモンド社刊)が、すでにネット書店人気ランキングで上位に上がるなど、注目を集めている。