今まで投資をしたことがなく、「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルではまず、投資は難しくないことを伝えたいと思います。と同時に、投資のスタートラインに立つための知識を「投資の旅のしおり」として6回にわたって、紹介していきます。今回はその3回目です。

資金はどれくらい用意できる?

「投資って大金が必要でしょ」。そう思っている人も多いはず。でも、そんなことはありません。

 預金の一部やボーナスの残りで投資をすることもできるし、積立定期預金と同じ感覚で毎月の給料の一部を投資に回すこともできます。

 そうは言っても、「どれくらいの資金で投資デビューしたらいいか、教えてほしい」と悩む人もいるでしょう。

 例えば、いま預貯金が100万円という人は、そのうち30万円を投資に回す、毎月のお給料が30万円の人は、生活費を除いた残り10万円のうち3万円を投資に回す__自由になるお金のうち、3割を目安に投資する人が多いようです。

 下表は年代別で見た投資をはじめた人の投資平均購入額です。

「日本株」を購入した人は、20代の20万円超をはじめ、どの年代でも比較的高額ですが、投資のスタートに選ばれることが多い金融商品である「積み立て投資信託」は、20代の平均では約1万円と無理のない金額ではじめていることが分かります。

楽天証券で証券口座を開いた人が「はじめて」購入した金融商品の年代別平均購入額

出所:金融商品の年代別平均購入額は、楽天証券・取引額実績より(2013年1月1日~2018年8月31日)

 そうは言っても大事なお金、「いきなり1万円で投資するのは不安」という人は100円からできる投資や、クレジットカードの利用やサービスを利用して貯まったポイントを利用した「ポイント投資」という方法もあります。

 詳しくは次の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてください。

「100円投資について」読む≫≫

「ポイント投資について」読む≫≫

 

 また、一度投資をしたら終わりではなく、次のボーナスで同じように続けて投資する、別の投資にチャレンジするという方法もあります。

 ただ全てのお金を投資資金に回すことはおすすめできません。資金の用意の仕方や配分については、「お試し投資のススメ(3)投資初心者のやりがちな4大失敗は?」で詳しく解説しています。

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