本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.33円
↓下値メドは105.15円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
米雇用統計よかった? そんなの関係ない!
2日(金曜)のドル/円は、米雇用統計発表後のNY市場で乱高下。7月の雇用統計は全体的に強い内容だったのですが、詳細レポート(「米雇用市場は拡大続くか、それとも終わりの始まりか?」)に書いたように、より重要なのは雇用市場の実態を正確に示す修正後の過去データ。これが良くなかった。前回6月の非農業部門雇用者数変化が22.4万人から19.3万人に下方修正されたため、マーケットの雇用統計に対する反応はドル売りでした。
米労働省が8月2日に発表した7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は+16.4万人の増加となりました。結果は市場予想通りでしたが、増加数は前月に比べて鈍化。その一方で、製造業部門の雇用が、米中貿易摩擦が長引くなかでもしっかりしていたことは(+0.5万人の予想に対して+1.6万人)前向きの材料でした。
失業率は3.6%の予想に対して前月比横ばいの3.7%。これは労働参加率が62.9%から63%に上がったことが大きな理由で、米雇用市場にまだ拡大余地が残っていることを示すものです。いずれにしても失業率は過去最低水準にあります。
平均労働賃金は、前月比+0.3%、前年比+3.2%でした。わずかながらも予想を上回り、さらに前月比については6月分が上方修正。インフレ率上昇につながる良い結果になりましたが、最近のFRB(米連邦準備制度理事会)は労働賃金をそれほど重要視していないため、反応はありませんでした。
7月の雇用統計も全体的に良好な内容だったといえます。しかし、雇用統計の詳細レポートにも書きましたが、雇用市場の実態をより正確に表しているのは過去分の修正データ。6月の非農業部門雇用者数変化が22.4万人から19.3万人に下方修正されたことを知って、マーケットはドル/円の売りで反応しました。
毎ヨミ!FXトップニュース(8月2日)
2日 ドル/円のNY市場の終値は106.59円
1日の終値に比べ0.79円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
「どうして、自分を責めるのですか?必要なときは他人がちゃんと責めてくれるのだから、いいじゃないですか。」-アインシュタイン
各国・各通貨トピックス
ドル:
7月米雇用統計 失業率3.7%(前回3.7%)、非農業部門雇用者+16.4万人(前回+19.3万人)、平均時給:前月比+0.3%(前回+0.3%)、前年比+3.2%(前回+3.1%)
トランプ米大統領「中国と合意するまで徹底的に関税をかける」
ポンペオ米国務長官「中国は略奪的な貿易慣行を長い間行ってきており、止めるべき」
クドローNEC委員長「対中追加関税延期の可能性については、何も聞いていない」
銃乱射事件相次ぐ。 テキサスで20人死亡、オハイオで10人死亡
NY株式市場:
先週のダウ平均は▲2.60%、S&P▲3.10%、ナスダック▲3.92%、全て下落。
S&P500とナスダック総合は今年最大の下落率。ダウ平均は5月最終週に次ぐ下落率
南アランド:
南ア財務相「南アフリカの対GDP(国内総生産)比債務は許容範囲を超えている」
その他:
太陽活動が急激に低下。2030年までに地球が氷河期に入る確率は97%
世界の人口の20%を占める中国人が、世界の70%のスイカを食べていることが判明
米国立公園に戦闘機が墜落 観光客がケガ
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:円買い優勢
106円台後半で取引されていたドル/円は、雇用統計発表後に106.60円まで下落。ところがその後、トランプ大統領が「対中関税の延期に前向き」と発言したとの一部報道が流れ107.28円まで急反発するなど乱高下。最終的には、発言の確認がとれなかったこともあり、再びドル売りが強まって、ドル/円は106.51円まで安値を更新しました。
サポート:106.00円、105.50円
レジスタンス:109.30円、110.65円
ユーロ/ドル:買戻し
ユーロ/ドルは反発。先週2017年5月16日以来の安値1.1027ドルをつけたユーロ/ドルはこの日、米雇用統計発表後のNY市場で1.1163ドルまで戻しました。
サポート:1.1070ドル、1.1025ドル
レジスタンス:1.1165ドル、1.1225ドル
ユーロ/円:約2年4ヵ月ぶり安値
ユーロ/円は下落。「トランプ大統領は「対中関税延期、廃止に前向き」発言報道で118.92円まで上げる場面はあったものの、長続きはせずその後は逆に118.27円まで売られて、2017年4月21日以来の安値をつけました。
サポート:117.20円、116.45円
レジスタンス:119.10円、120.70円
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
RBA政策金利、RBNZ政策金利、カナダ失業率など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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