本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは111.85円
↓下値メドは110.23円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
精彩を欠くドル/円が動くきっかけになってほしい
今夜、3月の米雇用統計が発表されます。マーケットは「待ち遠しくてたまらない」というほど盛り上がっているわけではありませんが、精彩を欠くドル/円が動くきっかけになってほしいと思っています。
前回は、雇用統計の結果を受けてドル/円が111円台前半から110.75円まで下落しました。ただ引けにかけては111円に戻しています。雇用者数増加数が予想を大幅に下回ったわりには、ドル/円はしっかりしていたといえます。
マーケットは先を見ています。仮に今回の数字が悪いとしても、米中貿易協議が合意すれば、すぐに回復するだろうと楽観的にとらえるかもしれません。最初の数字だけにとらわれないように、周りを見渡すことが必要です。
なお、今回の雇用統計の詳しい解説については「今後も雇用がペースダウンするなら、それは米経済の不吉な予兆か?」をお読みください。
毎ヨミ!FXトップニュース(4月4日)
4日 ドル/円のNY市場の終値は111.64円
3日の終値に比べ0.15円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
北朝鮮が15日にミサイル発射の可能性
トランプ米大統領の別荘に中国人女が侵入
民主党の大統領候補の本命バイエン氏にセクハラ疑惑
米中貿易協議は前進も、「知的財産権などで行き詰っている」
ユーロ:
イタリア政府がGDP(国内総生産)を下方修正へ。GDP比財政赤字が増加
ドラギ総裁、段階的金利システムの導入を検討か
米国務長官、イタリアが中国の「一帯一路」参加に「落胆した」
ポンド:
英下院、離脱延期の議案をわずか1票差で可決
トルコリラ:
格付け会社S&P「トルコ、現時点で格下げのリスクはない」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今夜の雇用統計のポイントはここ!
今夜、3月の米雇用統計が発表されます。雇用動向の手がかりとなる製造業ISM(製造業景況感指数)やADP雇用データなどの指標はいずれも予想より弱い結果。非農業部門雇用者数が、予想の+17.8万人に届かないのではないかという見方が増えています。
前回の2月の雇用者数が予想をはるかに下回った理由は、悪天候や政府期間の閉鎖といわれています。しかし、米国では3月も例年よりかなり寒かったようで、ベージュブック(米国の地区連銀経済報告)は、政府機関閉鎖の影響がまだ尾を引いていると指摘しています。
悪いニュースばかりではなく、前週分の新規失業保険申請件数は良い数字でしたし、中国の経済指標も好調、米中貿易交渉の合意期待もあります。今回の雇用統計でも平均労働賃金の伸びは堅調な予想となっています。
雇用の伸び悩みと労働賃金上昇の組み合わせは、ドルのマイナス(米経済の成長懸念)とドルのプラス(FRBによる利上げ再開期待)で相殺することになるので、ドル/円にとっては動きにくい展開になるかもしれません。もし雇用と平均労働賃金が伸び悩むということならば、マイナスにマイナスでドル/円下落リスクが高まるでしょう。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
5日:米雇用統計、カナダ雇用統計など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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