本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(1月23日)
23日のドル/円の終値は109.60円
前日のNY市場終値に比べ0.25円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
トランプ大統領「29日の一般教書演説は予定通りに行う」民主党は延期を要請。
ベネズエラ大統領が米国との断交を示唆。
日銀、19年度の物価見通しを0.5ポイント引き下げ。金融緩和政策を維持。
英電機大手ダイソンが本社をシンガポールに移転。創業者はブレグジット派。
英議会にノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)を禁止する権限を与える修正案を提案か。
イタリアとフランスの関係悪化。移民問題巡りイタリアのディマイオ副首相が、フランスのマクロン大統領を「最低だ」と批判。
中国の就業者数が1961年以降で初めて減少。減少は今後数年続く予測。
主要指標終値
今日の注目通貨
ドル/円:一瞬110円つける
水曜日(23日)のドル/円は、日本の物価目標達成に至る果してない道のりをあらためて確認して円安の動きが強まり、NY市場では一時110.00円をつけました。しかし滞在時間はごく短く、その後は当日安値(109.31円)近辺の109円台前半まで押し戻されています。
日銀はこの日の政策会合において金融政策の維持を決定。展望レポートでは、経済成長の見通しを引き上げると共に、2019年の物価目標を1.4%から0.9%まで引き下げ。2013年に黒田日銀総裁は2年で2%の物価目標を掲げていましたが、2018年についに達成時期をギブアップしました。そして今や目標そのものを引き下げ中。ただし、日銀がこれ以上の緩和政策に踏み切ることはないという見方が多いようです。
ポンド/ドル:ブレグジット修正案は諸刃の刃
ポンド/ドルは大幅上昇、この日(23日)は1.3080ドルまで上値を伸ばし、昨年11月以来の高値をつけると、ポンド/円も143.57円まで躍進。
ポンド上昇のきっかけはブレグジットに関して、ノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)を禁止する権限を英議会に与える法案の成立見込みが高くなったという報道。ノーディール・ブレグジットに代わる案が存在するわけではないのですが、少なくとも回避の方向へ進むことがはっきりしたわけで、最悪の事態は避けられたという安心感をマーケットは持ちました。ただメイ首相にとっては困ったことになりそうです。
メイ首相のEU(欧州連合)離脱協定案は先週1月21日、英議会で圧倒的大差で否決されて、その修正案が1月29日に採決の予定になっています。修正案といっても内容はほぼ同じで、マーケットの8割以上が否決されるだろうと考えています。それでも僅差でメイ首相が勝つという見方もあって予断を許しません。
メイ首相は、離脱協定案が成立しなければノーディール・ブレグジットになる、と言って反対議員を説得しているのですが、法案成立でこの「武器」が使えなくなってしまうわけです。メイ首相辞任、総選挙突入というリスクが高まるわけで、政治混迷を嫌気したポンド安が次にやってきてもおかしくありません。
ユーロ/ドル:今夜ECB会合。まさか利上げやめる?
今日は、2019年最初のECB(欧州中央銀行)会合が開かれます。ECBは、昨年12月に債券買い入れの緩和政策を終了し、今年9月頃には利上げを実施すると考えられています。
しかし、最近の欧州の経済指標は弱く、たとえばドイツは景気後退入りするともいわれています。今夜のドラギ総裁は慎重姿勢をさらに強めて、年内の利上げ見送るを示唆する可能性もありえます。
悪いデータを認識しても、そのうえでECBが政策を維持するか、それとも利上げ時期を後退させるかで意見がわかれています。後者ならユーロの売り材料となるでしょう。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
24日:ECB会合、欧州PMI など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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