2018年はここ10年で最もたくさんの優待新設企業が誕生するなど、優待人気は高まるばかり。クオカード優待の新設が非常に多く、長期保有で優待内容が優遇されたり、長期保有しないと優待品がもらえない銘柄が増えているのが近年の傾向です。
外食・日用品は優待でほぼ完全無料! ハッピー優待生活を送る「かすみちゃん」に取材しました。
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かすみちゃん
年齢:40代 、投資歴:18年
投資スタイル:株主優待、1日の投資時間: 2時間
現在のスタイル:有効期限のない金券優待狙い
食事・買物優待券を有効期限までに使い切れなかったり、優待品の置き場に苦労するようになったので、現在は有効期限がなく、コンパクトで場所も取らない金券優待も狙っています。
クオカードや図書カード優待を使えば、コンビニや本屋での買い物は完全無料。「ドン・キホーテ」ならお米券で食品、雑貨など買えることも多く、出費を減らせます。
金券系優待株を選ぶときは、30万円以下でお手軽に買える資金効率のよさを重視しています。さらに株主配当があることは絶対条件。さらになるべく業績のいい会社を選ぶようにしています。
優待株を始めるきっかけになったコロワイド(7616)の優待ポイント。今でも500株以上で毎年4万円分の優待カードが届きます。こんなにおトクな世界があるんだ、と感動しました。
2018年は2~3月や10~11月に株価の乱高下が続いたこともあり、成績もマイナス15%ぐらいに落ち込みました。
でも、ここ数年間は良好な相場環境や優待人気で株価が値上がりしすぎていた面もあり、2018年には一部の株を利益確定してキャッシュポジションを上げていました。そのため、それほどダメージはなく、考えすぎないようにしています。
今までどおり、外食優待や金券優待狙い!
もし2019年、株価がさらに下落するようなら、狙った優待株を少しずつ、こつこつと購入する予定です。現在、持ち株売却で現金がかなり増えているので、そのお金で現物取引と信用取引の両方を駆使して、できるだけ多くの優待権利を獲得する方針も変わりはありません。
優待株投資のいいところは、たとえ下落相場になっても、基本は優待品メインの長期投資なので、それほど気にならないところ。ただ優待が改悪されたり、廃止されたら、たとえ損になっても即、売却して、新しい優待銘柄と入れ換えます。
2019年も2018年に続いて不安定な相場が続きそうなので、株価が下げても、安心して長期保有できるだけの“利回り”がある銘柄に絞って投資するほうがいいかも……と考えています。
たとえ株価が下げても高い利回りがあれば、配当と優待をもらいながら『待つ』ことができますし♪
2019年がどんな相場になるかはまだ分かりませんが、優待株投資の極意は、全体の相場が悪化して、それにつられて株価が大きく下がったときにすかさず買うことで、優待や配当の利回りを上げること。「株価暴落」というニュースは優待株投資においてはある意味、大チャンスなのです。
教えて!2019年注目銘柄
すかいらーくホールディングス(3197) | 1,000株で6万9,000円分の優待カードがもらえて個人株主に大人気。日経平均の下落にも負けず、株価も上昇中。優待をもらいながらキャピタルゲインも狙える銘柄 |
オリックス(8591) | 大企業で安心感があり、優待の「ふるさと優待(5000円分)」は、全国の特産品や、東京・京都の水族館年間パスポートなどから選択可。 水族館パスポートがもらえるのはここだけ。3年以上の長期保有で優待が1万円分にアップするので長期保有がおすすめ |
イオン(8267) | イオン系列の店舗で買い物をすると3%キャッシュバックされる優待カードがもらえる。20日と30日のお客様感謝デー5%割引と併用可能でまとめ買いをするとかなり節約。イオンラウンジも無料で利用できて、ドリンクやお菓子が無料で楽しめる |
ドトール・日レスホールディングス (3087) | 「ドトールコーヒーショップ」、「エクセルシオール カフェ」で使える優待カードがもらえます。株価は低迷中ですが、2,200円程度で底打ちムード。2月が権利月ということもあって株価の上昇に期待 |
ビックカメラ (3048) | 優待券はインターネット支店でも利用可。株価も1,400円台を底値に上昇中。20%還元で話題になったPayPayが使えて買い物客が殺到しているそうで、業績アップによる株価上昇もありそう? |
2019年ラッキーアイテム
2019年の干支である「いのししのお守り」
Jトラストの優待品である楽天ポイントで買いました。
最後に:2019年の投資メッセージ
2019年の投資ポリシーは「下げてもいいよ、コツコツ買って優待をもらうから♪」
下げ相場になると分母となる株価が下がるため、分子の優待品や株主配当金が同じなら、利回りがアップする優待株が続出します。どこまで株価が下がるかは誰にも分かりませんが、「配当と優待合わせて利回りがこれぐらいあれば納得して買える」という基準を自分なりに決めて、利回りがアップしたらすかさず買いを入れるのがコツだと思います。
優待株投資を始めて15年。すでに何度も下げ相場を経験済みです。なので、不景気になっても業績が安定的に推移しそうな銘柄を狙ったり、利回りや業績から見て下げ過ぎ銘柄を底値買いしたり、下げ相場でいかに賢く振り舞えるかが、優待株投資で成功する秘訣だと思っています。
ーかすみー
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【教えて!株主優待ブロガー】2019年優待術:むらやん、すぽ編
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