本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(12月12日)
12日のドル/円の終値は113.25円。
前営業日に比べ0.14円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
メイ首相に対する不信任投票が否決。
メイ首相、2022年選挙前に辞任の意向。
トランプ大統領「FRBの利上げ、ばかげている」
トランプ大統領「対中貿易進展のためなら介入する」、ファーウェイ幹部逮捕の件で。
トランプ米大統領の元顧問弁護士に3年の有罪判決。
イタリア、2%の財政赤字目標をEUに提案。予算協議に前進。
エルドアン大統領「数日以内にシリアで軍事行動を開始」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:小動き
ドル/円は、引き続きレンジの中をサイドウォーク。安値は113.14円、上値は113.52円。(チャート1)
ユーロ/ドル:今夜ECB会合、ドラギ総裁の発言にも注目
ECB(欧州中央銀行)は今夜、今年最後の会合を開きます。
欧州を取り巻く環境は、この数カ月で厳しくなっています。イタリアの予算問題、フランスの全国デモなど、それぞれの国がそれぞれの問題を抱え、景気見通しの不透明感が深まりつつあります。最近の経済指標も元気がありません。またブレグジットを巡る混迷は、英国だけでなく欧州経済にとっても深刻な問題です。さらにトランプ大統領が仕掛ける欧州製自動車に対する追加関税が、ユーロの盟主ドイツを襲うことになります
今回の会合で、ECBは量的緩和を終了します。しかし、市場の混乱を抑えるために、保有債の償還金をより長期の債券に再投資することを同時に発表すると考えられています。TLTRO(期間が数年にわたる低金利の資金供給オペ)の再導入は見送りになりそうですが、来年には検討議題となる可能性があります。つまり、債券購入による量的緩和の終了後も、ECBは別のツールを使って緩和政策を継続するということになります。ECBの利上げは来年秋から冬と予想されていますが、後ずれリスクも排除できません。
それでも今夜の会見でドラギ総裁は、ユーロ圏の経済成長について楽観的な見通しを示すと思われます。もちろん、量的緩和終了を正当化するには強気姿勢でいるしかない、ということもありますが。
マーケットがユーロ対して弱気に傾き、年内中に年初来安値(1.1216ドル)を更新するとの見方も出ているなかで、ドラギ総裁の発言内容によっては、ユーロ/ドルが反発するリスクもあります。(チャート2)
ECBスタッフによる経済見通しの2021年度分が今回初めて発表されることもあり、今夜のECB会合は注目です。
ポンド/ドル:不信任案は否決、メイ首相は続投
メイ首相に対する不信任投票実施に必要とされる票が集まったというニュースで水曜日のポンド/ドルは、1.2474ドルまで年初来安値を更新。しかし、首相交代が現状打破のきっかけになるとの期待も強く、1.2671ドルまで急上昇しました。
不信任投票は日本時間の今朝6時に開票が行われ、200対117で否決されました。党規定により、メイ氏は今後1年は首相でいられるのですが、すでに2022年の総選挙の前に辞任する考えを明らかにしています。
メイ首相続投のニュースでポンド/ドルは買われましたが、高値を更新できずに1.26ドル台前半まで下げています。ポンド/円も前日の高値143.44円を超えられず。(チャート3)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
13日:ECB会合、ドラギ総裁発言など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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