本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(12月6日)
6日のドル/円の終値は112.66円
前営業日に比べ0.51円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
各国・各通貨トピックス
ダウ平均株価、一時780ドル超安も取引終了にかけて買い戻される。
英株式相場は3日続落で2016年11月以来の安値。
ドイツ株式相場も3日続落で2016年12月以来の安値。
OPEC(石油輸出国機構)総会では減産の合意に至らず。ロシアとは減産量で折り合わず。
トランプ政権、香港を対中報復関税の対象に含む方向で検討。
イギリス通信大手のBTもファーウェイの技術排除へ。
フランスのデモ、増税延期でもデモ治まらず、マクロン政権は2019年の増税を断念。
ファーウェイの幹部逮捕で、中国とカナダの関係悪化も。カナダドル売られる。
オプション市場で、ドル高を予想したポジションの解消が活発化。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今夜の雇用統計に注目!
木曜日のドル/円は、東京時間の113.18円で頭が抑えられ、NY時間には112.23円まで下落。世界の主要株価の下落でリスク回避姿勢がマーケットで強まって円が買われました。世界景気減速を懸念して資源通貨下落したことも、資源通貨安/円高の動きを強めました。
先週末のG20で演出された米中のデタント(緊張緩和)は、この日、米国が中国の通信機器大手のファーウェイの幹部をカナダで逮捕したことで、1週間ともたずに終わりを迎えました。トランプ政権は通商問題で譲歩する考えはさらさらないわけで、追加関税の猶予期間が終了する来年3月から再び貿易戦争が激化するのは必至だとして、日本をはじめ欧米の株価が大幅続落することになりました。
そして今夜は米国の11月雇用統計が発表されます。詳しくは、「米雇用統計で利上げを最終確認!不吉なサインが見つかることも?」をぜひお読みいただきたいと思いますが、非農業部門雇用者数の予想中心値は20万人と、強い数字になっています。
ところが、昨夜発表された先行指標とされるADP雇用データが17.9万人と低かったため、今夜は予想をかなり下回る可能性が出てきました。実際に、新規失業保険申請件数は増加していますし、米国の3工場を閉鎖する米大手自動車メーカーのGMは新規採用を縮小すると考えられます。
雇用統計が「(利上げは)経済指標次第」という見方に応えるだけの結果を出せないのでは、とマーケットは疑心暗鬼になっています。もっとも雇用統計はけっこうブレる数字で、翌月になって上にも下にも大幅修正されることは珍しくありません。FRB(米連邦準備制度理事会)も1回の数字で判断することはない、と言っています。
とはいえ今の状況では、仮に悪い結果となった場合、「それは貿易戦争のせいだ」との連想が働きやすく、ドル売り、株安が加速するリスクもあります。反対に予想を上回るならば、悲観に傾くマーケットの考えを修正することになるでしょう。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
7日:米雇用統計、カナダ雇用統計など
▼いま警戒すべき市場リスクは?
特集・世界景気減速か!株安リスクを読む
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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