本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは114.11

下値メドは113.25

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

毎ヨミ!FXトップニュース(11月27日)

27日のドル/円の終値は1ドル=113.59円

 前営業日に比べ0.19円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

ドル;米中通商交渉

トランプ大統領と習近平・中国国家主席は12月1日の夕食の席で会談。
トランプ大統領「合意なければ、制裁関税「第4弾」の発動を検討」

ドル;GM

トランプ大統領「GMは人員削減するくらいなら、中国の工場を閉鎖すべきだ」
トランプ大統領「GMへの補助全廃を検討」

ポンド

トランプ大統領「EU離脱協定によって、英国は米国と貿易できなくなる可能性がある」
DUP(北アイルランド民主統一党)党首「メイ英国首相の案を支持することは出来ない」

ビットコイン

金融庁が仮想通貨の呼び名を「暗号資産」に変更することを検討中。「ビットコインは円やドルなどのような法定通貨とは異なる」

その他

SNS利用時間を1日30分に制限するとメンタルヘルスが大きく改善。ペンシルベニア大学の研究結果。
ゴーン容疑者、証拠金為替取引で巨額損失、会社に付け替えか?

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:リスクオンが押し上げ114円に接近

 火曜日のマーケットは、リスクオン・モードが復活するなかでドルが買われ、ドル/円は1ドル=113.84円まで上値を伸ばしました(チャート1)。

 今週末に予定される米中首脳会談を前に、トランプ大統領は「制裁関税の対象を中国の全輸入品に広げる可能性もある」と述べていますが、これはトランプ流交渉戦術だとしてマーケットの反応はなし。むしろ、米国経済のためにも合意は必要との見方に傾いています。

 この日はクラリダFRB(米連邦準備制度理事会)副議長からの発言がありましたが、警戒されていたような弱気さはなく、マーケットは改めて来月の利上げを確信。来年の利上げ予定も変更はないだろうとの期待がドル買いにつながりました。

 

ユーロ/ドル:ドイツ経済に暗雲

 イタリア予算問題がせっかく解決へと向かい始めたのに、ユーロ/ドルは下落。高値は7営業日ぶりに1ユーロ=1.14ドルに届かず、1.13ドルを割るとNY時間には1.1278ドルまで下げました。ユーロ/円は、ユーロ/ドルが下げるなかで、なんとか128円台に残ろうと頑張っている状況(チャート2・3)。

 ユーロが売られているのは、ドルが買われているせいと言うこともできますが、もうひとつは、欧州のリーダーであるドイツ経済の先行きに不安がでてきたからです。

 先週発表された重要な景気指数であるドイツの製造業PMI(=購買担当者指数。民間調査会社・Markitが毎月発表す景気指数)は4年ぶりの低水準に落ち込み、IFO企業景況感指数(ドイツのIfo経済研究所が発表する、景況感についての調査結果)も予想を下回りました。

 またトランプ大統領は、来週にも輸入自動車に対して25%の関税をかけると発表していますが、実施ということになれば自動車産業に対する依存度の高いドイツ経済にとっては大きな問題。

 ドイツばかりではなく欧州全体の景気に投資家が疑問を持ちはじめるなかで、ECB(欧州中央銀行)は12月の会合で、見通しに対する表現を、これまでの「リスクはバランスしている」から、「リスクは下向き」に後退させるのではないかという観測まで浮上しています。ドラギECB(欧州中央銀行)総裁も「大規模な緩和政策が依然として必要」と慎重姿勢ですが、かといって、12月に終了予定の債券買い入れプログラムを延長するほどではないようです。

 
 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

28日:パウエルFRB議長発言、カーニーBOE総裁発言 など

経済指標過去データはこちらをチェック!

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。