本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月2日)
2日のドル/円の終値は113.21円。
前営業日に比べ0.51円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
各国・各通貨トピックス
米中通商再交渉の合意近づく? トランプ大統領が草案つくりを指示。
トランプ大統領が国境の移民集団に対する発砲示唆で批判浴びる。
10月雇用統計、非農業部門雇用者数+25万人、予想上回る。
9月貿易収支 540億ドルの赤字。追加関税でも赤字幅が増える。
ECB(欧州中央銀行)がTLTRO(貸出条件付きの流動性供給オペ)再実施を検討か。
NY原油先物、5営業日続落。
イラン産原油の禁輸制裁について、米政府は日本含め8カ国除外すると発表。
エルドアン大統領「カショギ氏殺害は、サウジ政府の最高レベルによるもの」と主張。
カナダ労働市場にたるみ存在。9月雇用統計は失業率下がるが、賃金伸びず雇用者も減少。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:ドル売り止まる
金曜日のドル/円は、東京時間の朝に木曜日の安値をやや下回る112.56円まで下げましたが、そこで反転すると米雇用統計発表を目指して徐々に上昇を開始しました。
この日発表された10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が25万人増加と予想を上回る結果。前回9月分については、ハリケーンの影響もあって11.8万人へ下方修正されたのですが、2カ月を平均すると雇用者増加は18.4万人となり、20万人には届かなかったものの、まずは良好といえるでしょう。
平均労働賃金は前月比+0.2%、前年比は9年半の伸びとなる+3.1%。今回の雇用統計詳細レポートにも書きましたが、前年比の急伸はベース効果によるところが大きかったので、この傾向が継続するか引き続き観察していく必要があります。また、製造業部門の雇用も増加。今のところ貿易戦争の影響は見られませんでした。
全体として米雇用市場は健全で米国経済は強いという評価で、一部でささやかれていたFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ見送りの心配は消えました。12月の利上げはほぼ確定だとして米長期金利は3.2%台に上昇。日米金利差は今年最大の開きとなりました。
ところが米長期金利の上昇が株式市場を下げ、ダウ平均株価は一時300ドル超の下落。いつもならリスクオフの円買いとなるパターンですが、この日は米中通商交渉の進展期待から貿易戦争の不安が後退してマーケットはリスクオンに。ドル/円は113.32円まで上昇しました。(チャート1)
ダウ平均株価も下げ幅を縮めましたが前日比マイナスで終了。
ユーロ/ドル:TLTRO検討のニュースで急落
先週のユーロ/ドルは、年初来安値水準の1.1302ドルまで下げましたが、金曜日は1.1456ドルまで大幅に反発。ところが、ECB(欧州中央銀行)が新規TLTROを検討中とのニュースが出たことで1.1372ドルまで急落。(チャート2)
TLTROとは、ECBがユーロ圏の民間銀行に超低金利の貸出を行うことで融資活動を奨励し経済を活性化しようとする金融政策。ECBは年内に量的緩和を終了すると宣言していますが、その後も別の形で緩和政策を継続するという意味であり、12月の利上げが確定的なFRBとの政策かい離が目立ち、ユーロが売られることになりました。
一方ユーロ/円は欧州時間朝につけた129.32円が高値。NY時間はユーロ/ドルと共に下げて128.60円をつけましたが、129円近辺まで戻して終了しました。(チャート3)
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
FOMC、RBA、RBNZ、NZ失業率、英GDPなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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