本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月1日)
1日のドル/円の終値は112.69円
前営業日に比べ0.27円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
各国・各通貨トピックス
トランプ大統領「習国家主席と貿易や北朝鮮を巡り非常に良好な対話を持った」
習国家主席「2カ国間貿易での協力を拡大したい」
クドロー国家経済会議委員長「中国との交渉が成立しなかったら、トランプ米大統領は攻撃的になる」
米10月製造業ISM 57.7、予想、前月比ともに下回る。
英のEU離脱後の金融サービスに関して合意近づく。英国拠点の金融機関の欧州市場へアクセス継続。
バルニエEU首席交渉官「金融サービスについての報道は誤解を招いている」
BOE(英国中央銀行)は、政策金利を現行の0.75%に据え置き。決定は9対0。
BOE四半期インフレリポート、2018年のGDPとインフレ見通しを下方修正。
カーニーBOE総裁「合意なき離脱の備えは必要」
今年4月の水準まで大幅下落。ロシアの増産が背景。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:113円に残れず
水曜日に113.38円まで上昇したドル/円ですが、早くも失速気味。上値を113円ちょうどで抑えられたまま、NY時間には112.61円まで下落。ダウ平均株価の3日続伸はドル/円上昇の助けにはならず、この日発表された10月の米製造業ISMが良くなかったことがドル売りを誘いました。
今日は10月米雇用統計が発表されます。注目ポイントは2つ。なお雇用統計の詳しいレポートについてはこちらをご覧ください。
10月31日:雇用統計が貿易戦争の引き金!?マーケット悪化の流れを変えるか、加速させるか?
ポイントの1つは雇用統計で米国の労働市場の強さ、そして米経済の強さを確認して安心すること。先行指標とされるADP雇用データが予想より強い数字だったので、非農業部門雇用者の増加が予想を上回ることが考えれます。また平均労働賃金については、ECI(雇用コスト指数)の民間部門の賃金・給与が前年比3.1%と大きく伸びているので、こちらも期待が高まっています。
すでに高水準にある米長期金利がさらに上昇することになれば株式市場にとってはプラスとはいえません。ただ、雇用が伸びても、平均労働賃金の上昇がそこそこなら、米国経済は調子良くて、FRB(米連邦準備制度理事会)は利上げを急がない、という解釈でマーケットがリスクオンになると考えられます。
2つめは、貿易戦争の影響がないかを探すことです。最近の金融市場は、米中貿易戦争のニュースが動かしています。その影響を受けやすい製造業の雇用者数に注目です。予想は前月比1.5万人(前回1.8万人)。
FRBが来月12月に今年4度目の利上げをすることは確実とみられています。しかし、最近の株式市場の変調と貿易戦争の影響を気にして一部には年内利上げを見送るとの意見もでています。10月米製造業ISMも予想を下回りました。FRBの金融政策を予想するという点でも、発表される今日の雇用統計は注目が集まります。
最終的には、マーケットが雇用統計の結果をどのように解釈するか、あるいはしたいのかでドルの方向が決まることになりますが、雇用統計が良いのは当然、というのがメインシナリオとなっているので、プラスよりもマイナス材料により敏感に反応しやすいのではないでしょうか。
ポンド:大幅上昇。ブレグジット交渉に良いニュース
ポンドは急上昇。ポンド/ドルは1.2759ドルから1.3034ドルまで、ポンド/円は144.03円から146.88円まで一気に駆け上がりました。(チャート2)
英国に拠点を置く金融機関が、現在と同様に欧州市場へアクセスにできる方向で、英国とEU(欧州連合)が合意した、とのニュースが背景。バルニエEU首席交渉官は、マーケットの先走りを注意するコメントを出しましたがポンドの上昇は止まりませんでした。
豪ドル:急上昇
米中通商問題の解決の期待で、豪ドルも上昇を続けています。もっとも、豪ドル/ドルは、2016年2月以来の安値圏まで下がっていて、マーケットには売りポジションがたまっていました。ポジションが売り方向に傾いていたことも急な買戻しにつながっています。豪ドル/円は79.85円から81.26円まで大きく上昇。(チャート3)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
2日:米雇用統計、米貿易収支など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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