今回は、「貴金属の生産国」に注目します。

 前回は貴金属に非鉄金属の銅やアルミニウムといった非鉄金属を含めた、主要な金属の生産国に注目しました。

 今回は、対象を金(ゴールド)、銀、プラチナ、パラジウムの4つの貴金属に絞り、生産国の状況を探っていきたいと思います。

 以下は、前回お伝えした「コモディティ☆クイズ【5】「金属の生産国」に挑戦してみよう!」をもとにして作成した資料です。

 国旗や地図上の位置、マスの大きさ(国名の文字数)、生産量の順位などをヒントに、各貴金属の上位3カ国の国名を考えてみましょう。

 

問1:金の生産国ランキング上位10カ国:2015年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

問2:銀の生産国ランキング上位10カ国: 2014年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

問3:プラチナの生産国ランキング上位10カ国:2015年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

問4:パラジウムの生産国ランキング上位10カ国:2015年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

解答はコチラ

問1の答え:金の生産国ランキング上位10カ国:2015年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

問2の答え:銀の生産国ランキング上位10カ国:2014年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

問3の答え:プラチナの生産国ランキング上位10カ国:2015年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

問4の答え:パラジウムの生産国ランキング上位10カ国:2015年

出所:GLOBAL NOTEの資料(出典USGS)より筆者作成

 

 いかがでしたでしょうか?

 余裕がある人は、4位以下の国名にも注目してみましょう。

 貴金属市場では、鉱山労働者のストライキや政治都合での減産によって、供給不足が連想され、価格が上昇することがあります。逆に、鉱山会社都合で生産が拡大、リサイクルからの供給が拡大するなどで、供給過剰が連想され、価格が下落することがあります。

 あらかじめ、どの貴金属がどの国で生産されているのかの大まかな全体像を把握しておくことは、各種貴金属の価格動向を考える上で非常に重要だと言えます。

※各国の各種貴金属の詳細な生産量については、前回の「コモディティ☆クイズ【5】「金属の生産国」に挑戦してみよう!」で確認できます。

 

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