8月の発電量は48%増、超高圧送電網と政策支援策を背景に稼働率が改善
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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00958 | 華能新能源 (フアナン・リニューワブルズ) |
3.03 HKD (09/09現在) |
株価 企業情報 チャート |
華能新能源の8月の発電量は、前年同月比48%増の1063ギガワット時(GWh)だった。風力発電が52%増、太陽光発電が15%増。風力発電の平均稼働時間は28%増の96時間(7月は29%増)に達し、1-8月の稼働時間は1-7月の3.2%増に対して5%増に伸びている。BOCIは8月の好データについて、1)北部地域の施設の「棄風限電(送電線の容量不足のための発電抑制)」の割合が低下したこと、2)比較対象の前年8月が低水準だったこと、3)同社の発電施設の地域優位性――などを挙げた。BOCIは超高圧(UHV)送電網の整備と政策支援を背景に、同社の16年下期予想利益を前年同期比28%増、15-18年の年平均成長率を22%増とし、株価の見通しを強気の見方に据え置いた。
8月の風力発電の稼働時間の増加は、主に北部地域における施設の稼働時間の回復によるもの。新疆ウイグル自治区(0%増)、陝西省(5%減)、吉林省(14%減)を除けば、内モンゴル自治区(28%増)、山西省(40%増)、遼寧省(46%増)、山東省(121%増)、河北省(53%増)で軒並み増加した。さらに、河北省で一層の「棄風限電」比率の改善は特筆すべきで、政府による「買い取り保証」支援策の浸透と判断できる。
同社の稼働時間を龍源電力集団 (00916)と比較すると、内モンゴル自治区、吉林省、河北省、新疆ウイグル自治区を含むいくつかの地域で上回ったものの、山東省、雲南省の水準が低く、全体で14%下回っている。ただ、比較対象の前年稼働時間が少なかったことから、伸び率では龍源電力集団をはるかに上回った。さらに、哈密-鄭州間の超高圧(UHV)送電網の整備が、新疆ウイグル自治区の稼働率アップにつながったとBOCIはみている。
以上を踏まえ、BOCIは同社の株価の先行きを強気の見方に維持。16年下期の利益は前年同期比28%増、15−18年の利益成長率は年平均22%と予想した。
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