4047 関東電化工業 東証1部

8月11日決算発表。2016年3月期決算見通しを大幅上方修正。

2012年10月10日の112円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、2013年5月21日の347円まで上昇後は、ゆるやかな上昇トレンド(A)の動きとなっていました。この中で2014年8月8日の242円を安値に8月13日の294円で買転換となって急角度の上昇トレンド(B)へ移行しました。しかし、この上昇トレンド(B)の中で今年の2月26日に881円の高値をつけてからは上値の上昇角度がゆるやかな上昇(C)となって上値の重い形になりつつありましたが、8月11日の決算発表で上方修正を受け上向きの先細三角形となりつつあったところを上放れして8月18日に1,098円まで上昇しました。ここから日経平均の急落につれ安する形となっていましたが、上方修正を完全に織り込んでいない可能性があり押し目買いのチャンスと考えられます。

関東電化工業

 

2579 コカ・コーラウエスト 東証1部

7月20日決算発表。2015年12月期決算予想を上方修正。

2012年11月14日の1,185円を安値にアベノミクス相場にサポートされて11月22日の1,253円で買転換となり、上昇トレンド(A)となって2013年11月26日の2,329円まで上昇。ここをピークに業績下方修正を受けて調整入りとなり、2014年10月17日の1,435円で底打ちとなりました。ここから再上昇となって上昇トレンド(B)を形成しています。この中で今年の5月28日の2,290円まで上昇後、7月9日の1,981円まで押し目を入れたところで7月20日の決算発表で上方修正を受け8月5日に2,647円の高値更新となりました。天井圏でもみあっているところで日経平均の急落につれ安し本日の9月8日には2,174円まで下げています。 日経平均が反発に転じれば早い段階で買い直されてくる銘柄の1つと思われます。

コカ・コーラウエスト

 

4218 ニチバン 東証1部

8月10日決算発表。2016年3月期予想を売上高、営業利益、経常利益とも上方修正。

2012年11月15日の245円を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2013年4月24日447円まで上昇後、調整入りとなりましたが、2014年3月20日の332円を1番底、10月16日の354円を2番底にして急角度の上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンドの中で今年の8月10日に上方修正となって8月20日には711円の年初来高値更新となりました。しかし日経平均の急落につれ安して9月8日(火)に552円の安値をつけ、554円で引けました。この水準は売られすぎと思われ、日経平均が落ち着けば上方修正を完全には織り込んでいないため早い段階の戻りが期待できるでしょう。

ニチバン

 

5936 東洋シヤッター 東証1部

7月31日決算発表。5月12日決算発表で2016年3月期見通しを上方修正、そのまま据え置き。

2012年6月4日の361円を安値とするゆるやかな上昇の中で、11月12日の413円の安値からアベノミクス相場にサポートされ上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2013年5月13日の718円の高値をつけて三角保ち合い(B)となりましたが、その煮詰まったところで2014年4月9日の581円を安値に上放れとなって急騰し7月4日に916円の高値をつけました。ここから急落となって10月17日の646円で底打を打ったあと、業績の上方修正を受けて再騰となり、今年の6月8日には1,063円の年初来高値更新となりました。その後、高値圏でもみあっていましたが8月11日の1,030円が戻り高値となってもみあっているところに日経平均の急落につれ安しています。出来高が少ないため小資金者向きの割安株と考えられます。

東洋シヤッター

 

3865 北越紀州製紙 東証1部

8月11日決算発表。5月29日決算発表で2016年3月期営業利益見通し△46%に上方修正しこの見通しをそのまま据え置き。

2013年4月5日の378円を安値とし、5月23日の563円を高値とするボックス相場(終値ベースでは380~520円)となっていましたが、2014年10月16日の399円を安値に角度の高い上昇トレンド(B)へ移行し、今年の8月10日には779円の高値をつけました。ここから日経平均の急落につれ安するものの押し目は浅く日経平均が落ち着けば早い戻りが期待できます。9月4日に661円で「ろく売」という追加の売法則が出て直ぐに反発し、9月9日に711円で買転換となっています。

北越紀州製紙